この記事ではスカイラインの買取価格・査定相場について紹介しています。
日産車を語る上で外せないモデルと言えば「スカイライン」でしょう。長らく同社の基幹車種として稼働した、スポーツカーの王道でもあります。
スカイラインの歴史は1957年にまで遡ります。
当時の富士精密工業から発売となり、その後はプリンス自動車、さらに日産自動車との合併後も引き続き販売されたモデルです。間も無く生産70年を迎えるスカイライン。
自動車界全体で見ても息の長いモデルであり、中でもスポーツカーとしての存在感や功績は計り知れません。
目次
スカイラインの買取価格・査定相場
これまで幾多のフルモデルチェンジを行ってきたスカイラインですが、その年代ごとに様々なグレードがラインアップされてきました。
タイプ・年式 |
走行距離 |
査定額 |
---|---|---|
250GT(2007年式) |
1~2万km |
68.9万円 |
250GTタイプV(2007年式) |
12~13万km |
36.2万円 |
GT(1999年式) |
9~10万km |
104.3万円 |
350GTタイプSP(2007年式 |
6~7万km |
60.8万円 |
RSターボ(1983年式) |
14~15万km |
18.6万円 |
370GTタイプS(2009年式) |
5~6万km |
69.2万円 |
クーペ370GT(2007年式) |
8~9万km |
79.1万円 |
クーペ25GTターボ(1998年式) |
8~9万km |
56万円 |
クーペ370GTタイプS(2008年式) |
2~3万km |
160.5万円 |
クーペGTS 25t タイプMエアロ(1996年式) |
10~11万km |
17.8万円 |
セダン及びクーペタイプのスカイラインの買取実例です。
かなり古い年式のモデルも取引されており、長く愛されてきた車であるのがわかりますね。
新車価格ではそれなりに高額なモデルなので、すぐさま価値がなくなるということはないと思いますが、昨今の車業界のニーズから考えれば、厳しい事情が多くなりそうです。
スカイラインを高く売るためには?
(1)現行型なら高値で売れる
歴代13代目となる現行モデルのスカイラインですが、北米ではインフィニティ・Q50として販売される、高級志向のスポーツモデルです。
2014年5月発売のモデルということで、中古車では数が少ない現行スカイラインなので、現在であれば高く買い取ってもらいやすいでしょう。
- ハイブリッド仕様
- エクスルーシブといった上級仕様車
ならなお、高評価ですし上品質なモデルなので、質感がキープされているほど高価買取となるはずです。
(2)知名度の割にはあまり良くない
現行以外のスカイラインはどうでしょうか?かつては日産の看板車種とも言われたスカイラインですが、今ではその人気も下火。
セダンやスポーツタイプの車自体、人気が低下していますので、名前はかなり浸透しているものの、以前ほどのニーズは期待できません。
特に近年のスカイラインは海外市場を意識して大型化が進み、デザインも保守的になってしまいました。現役で人気だったのはR34型くらいまででしょうか。
もちろんセダンの不人気も影響していますが、スカイライン自体の評価も下がってしまっているのです。したがって、新車価格からの値落ち率でいうとどうしても値下がり感が強くなってしまうでしょう。
特に不評になったV35型以降は厳しいかもしれません。
(3)海外需要も視野に!
近年は日本で人気低下が続くスカイラインですが、インフィニティブランドで売られる海外では評価が高かったりもします。
そのためあまり良い査定額が出ないようであれば、輸出系の業者もあたってみてはいかがでしょう。
まとめ:スカイライン売却時のポイントは?
ネームバリューは抜群なのですが、やはり時代のニーズにはマッチしていません。
ただ、根強いファンがいるのも事実。そういったファンの需要を考えると、スポーツカー専門店などにも相談すると良さそうですね。
走りの性能も重視されるでしょうから、日々のメンテナンスを怠らないようにしたいものですし、あまり荒い走行で車を傷つけないよう注意しましょうね。