セレナは乗りつぶすより乗り換えの方が得？走行距離の限界寿命は？

セレナを乗りつぶそうか、乗り換えようかと迷っている方も多いのではないでしょうか。または、残クレで乗り換えか残金一括を迫られている方も中にはいらっしゃるかもしれません。

結論をまずお伝えするとすれば、「乗りつぶしたほうがお得な場合」と「乗り換えた方がお得な場合」があります。特に日産セレナの場合、パワートレーンも通常のガソリンエンジン車に加え、

と呼ばれるモーターのみで走行するセレナもラインナップされていて、走行距離や寿命の限界も変わってくるからです。

そこで今回は日産セレナの各パワートレーンを元に、

以上を見ていきたいと思います。

セレナの走行距離の寿命や限界はどれくらい？

日産セレナには2種類のハイブリッド車が用意されています。それが、

です。セレナを始めハイブリッド車にはモーターを駆動するための走行用バッテリーが搭載されています。セレナ同様、トヨタの「プリウス（ハイブリッド）」もほぼ同様の走行用バッテリーを積んでいますが、10年もしくは10万キロで走行用バッテリーの交換が必要だと言われています。

すなわち、ハイブリッド車に関しては走行用バッテリーに焦点を当てた場合、10年もしくは10万キロが一つの寿命の目安となるはずです。

一方、同じセレナでも通常のガソリンエンジン車の場合は、オイル交換や車検さえきちんと受けていれば20万キロは余裕で乗りつぶせるはずです。オートマチック・トランスミッションも頑丈になりましたから問題はないはず。

交換費用が苦にならない場合は乗りつぶした方がお得かも

特にハイブリッド車である、

の場合は走行用バッテリーの交換は車検時に提案があるはずです。その際に交換費用が特に苦でない場合は乗りつぶした方が、乗り換えの費用を考えるとお得かもしれません。

また、セレナに限らず年月を重ねるとゴム製の部品などは劣化が進みます。各部品を交換しながらということになりますので、それをどう捉えるかですね…。

▶︎日産セレナの維持費（年間・月間）

セレナの運転の仕方で寿命や限界は変わってくる？

車の運転の仕方でセレナの寿命は変わってくるものでしょうか。

セレナの寿命を少しでも長くするためのコツを少し紹介したいと思います。

①：車を駐車するときの注意

セレナにかかわらず車を駐車する時にはステアリングは真っ直ぐにするようにしましょう。左右どちらかに切った状態で駐車するとパワーステアリングに負荷をかけてしまいます。

②：急の付く運転はしない

急のつく運転とは、

になります。これらは危険なだけではなく車にも負担を掛けることになります。穏やかに加速し、ゆっくり確実にブレーキングを行い、ハンドル操作は穏やかに走りましょう。

特に急のつく運転はあおり運転とも捕らえられてしまいがちですので注意しましょう。

③：炎天下に放置しない

セレナを始め多くの車に内装にプラスチック類を使用していますが、これらは紫外線に弱いです。夏の炎天下に車を放置してしまうと、紫外線に晒されることになります。

ゆっくりとですが確実に劣化するので、特に夏場は屋根のある場所に止めるようにしましょう。

セレナの寿命を長くするコツは分かった。んじゃ、乗り換えた方がお得な場合もあるよね！？

セレナを乗り潰すより乗り換えの方がお得な場合

一般的に車は長く使った方が元が取れるものです。しかし、先述したように登録から13年が経過した車には自動車税が引き上げられます。

環境に負荷がかかるというのが政府の言い分ですが、穿った見方をすれば自動車メーカーのお先棒を担いでいるのではないかと疑ってしまいます。

①：ハイブリッド車は走行用バッテリーの交換が必要なため

これも先述した通りセレナのハイブリット車を始め、ハイブリッド車は走行用バッテリーを搭載しています。どんなバッテリーでも充電と放電を繰り返せば劣化していきます。

劣化したバッテリーは交換しなければなりません。

ですが走行用バッテリーの交換は費用がかなりかかります。これを考慮し乗り換えを視野に入れるのであればハイブリッド車は10年もしくは10万キロが来る前に乗り換えた方がお得でしょう。

②：燃費が向上している

セレナのハイブリッド車に限らず最近の車は燃費が向上しています。古くて燃費の芳しくない車に乗り続けるよりも維持費も安く抑えられます。

▶︎【新型】日産セレナの維持費（年間・月間）

▶︎【新型】セレナe-powerの実際の燃費

③：安全性が向上している

最近の車は安全性は向上しています。レーダーやカメラなどを使用した自動ブレーキシステムもより精度が上がっています。ボディも高張力鋼板を多用することによって頑丈になっています。

古い車から乗り換える十分な理由になるはずです。

ん〜、つまり乗り始めて10年、もしくは10万キロを目安に乗り換えを考えるといいんだね。

そうですね。そして乗り換える場合はディーラーで下取りしても大した下取り額にはなりませんので、中古車買取専門店での買取がオススメです。以下の記事では中古車買取専門店でセレナを買い取ってもらった場合のおおよその金額を紹介しましたので参考にしてみて下さい。

▶︎セレナの買取価格・査定相場

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は日産セレナの走行距離の寿命について見てきました。やはりセレナに関してもスタンダードなガソリンエンジン車の寿命が最も長いです。

あと補足なのですが、ハイブリッド車は乗り潰した時に廃車料金が余計に掛かる可能性があります。ハイブリッド車は構造が複雑なのでそうなるわけですが、セレナから乗り換える場合は10年もしくは10万キロが来る前が買い換えのタイミングと言えます。

▶︎「ガソリン車」「ハイブリット車」「電気自動車」それぞれ何が違う！？