と日産リーフの燃費について気になっている方も多いのではないでしょうか。量産型の電気自動車としては世界一の販売台数を誇る日産リーフ。
気になるのはリーフが走る距離ですよね。
電池の容量を増した「e+」もラインナップに加えられましたが、どれくらい走れるものなんでしょうか。また、走行距離を伸ばすためにはなにかコツがあるのでしょうか。そこで今回は、
- 日産リーフの実際の電費(燃費)
- 電費(燃費)を向上させるコツ
などについて紹介したいと思います。
目次
日産リーフのカタログ記載の燃費と実際の燃費の比較
出典元:https://www3.nissan.co.jp/
それでは早速、日産リーフの実際の電費(燃費)について見ていきましょう。
グレード | カタログ電費 | 街乗り電費 | 郊外電費 | 高速電費 | 平均実電費 |
---|---|---|---|---|---|
G(FF) | 10.0km/kWh | 8.2km/kWh | 8.1km/kWh | 7.6km/kWh | 7.9km/kWh |
日産リーフのカタログには、
- 「JC08モード:400km」
- 「WLTCモード:322km」
と記載されています。そして日産リーフのバッテリー容量は40kWhです。つまり、JC08モードの400kmを、バッテリー容量の40kWhで割るとそれがカタログ電費になるというわけです。
平均実燃費(電費)は7.9km/kWhですから、これにバッテリー容量の40kWhをかけると走行可能距離が導き出されます。
しかし実際の走行可能距離は220km〜240km程度だと思った方がいいでしょう。そして夏場にエアコンを効かせるなどした場合は200kmを切ることもあり得ます。
日産リーフの口コミはどう?
日産リーフのオーナーは電費(燃費)についてどう思っているのでしょうか。オーナーの声を聞いてみましょう。
- 「なん言っても燃費(電費)です。現在ハイオク車に乗って月3万円の出費中なのでとてもありがたいですね」
- 「上り坂が多いと、極端に燃費(電費)が落ちます」
- 「エアコン使用で120km前後です」
- 「走行中にエアコンを利用すると走行距離が減少します」
- 「出発時電池残量100%で航続可能距離は295kmです」
- 「6.8km/kWhくらいです。ガソリンコスト換算では30km/Lです」
- 「電費は7km/kwh前後です。高速や登りが連続する道など、回生ブレーキをするタイミングがない所だと結構悪くなります。逆に下り坂は結構伸びます」
「日産リーフ」と「テスラ モデルs」との燃費比較
出典元:https://kakaku.com/
「テスラ モデルS100D」は100kWhバッテリー容量を持ち、航続可能距離は539kmとなっています。つまりカタログ電費は5.39km/kwhということになります。
日産リーフのWLTCモードの航続可能距離は322kmです。バッテリーの容量は40kWhですからカタログ電費は8.05km/kwhとなります。
つまり日産リーフの方が電費(燃費)が上ということになります。これはテスラ モデルS100Dが大きく重い車であることが影響していると思われます。
「テスラ モデルS100D」は、
- 全長:5メートル近くる
- 幅:2メートル近くある
- 車重:2トンを超えている
- 新車だと1,000万円を超える
日産リーフの燃費を更に向上させるコツは!?
出典元:https://www3.nissan.co.jp/
日産リーフの電費(燃費)を向上させるにはいくつかコツがあります。
1速度を上げない
特に高速道路では時速100キロで走行するよりも、時速90キロで走行した方が電費(燃費)が良くなります。
2一定の速度で走る
ガソリン車と同様、不必要な加減速は電費(燃費)を悪化させます。なるべく一定の速度で走りましょう。
3先を見越した運転をしてブレーキを強く踏まない
日産リーフのブレーキは油圧ブレーキと回生ブレーキの協調制御を行っています。そのため強く踏むと油圧ブレーキが作動することになります。
そうなると電力の回生が大きく減少してしまうので電費(燃費)が悪化します。先を見越した運転をしてブレーキを強く踏まないようにしましょう。
以上が電気自動車独特の走行法となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。日産リーフの実電費(燃費)やそれを伸ばすコツなどについて見てきました。電気自動車の航続距離を伸ばすにはバッテリー容量を大きくするという手法があります。
テスラが行っているのがその手法ですが、デメリットとして充電時間も余計にかかることになります。
たしかに500キロを超える航続距離は魅力ですが、充電にそこまで時間を取られたのでは非実用的と言えるかもしれません。
一方、日産リーフは8時間あれば充電できます。
そして200キロは走ることが出来ますから、実用車としてはかなりいい線をいっていると言えますよね。