ホンダ・ヴェゼルは本田技研工業が製造・販売するコンパクトサイズのSUVです。トヨタ・プリウスはトヨタ自動車が製造・販売する5ドアハッチバックです。
「ホンダ・ヴェゼル」
・1.5リッターのガソリン車・ターボ車
・ハイブリッド車
「トヨタ・プリウス」
・1.8リッターのハイブリッド車専用モデル
となっています。本来は土俵が違うのであまり比較される事はないのですが、今回はあえてこの2車を比較してみたいと思います。
目次
「ヴェゼル」と「プリウス」を徹底比較!
それでは早速、ヴェゼルとプリウスを比較していきましょう。エクステリア・デザインやインテリア・デザイン。走行性能や燃費。安全性や価格など多方面から見ていきます。特に燃費については実燃費や燃費達成率も比較しますからご期待ください。まずはエクステリア・デザインから。
「ヴェゼル」と「プリウス」の外観
まずはヴェゼルとプリウスの大きさを確認しておきましょう。
ホンダ・ヴェゼル
全長×全幅×全高:4,330×1,770×1,605mm
トヨタ・プリウスの外観
全長×全幅×全高:4,540×1,760×1,470mm
全長はトヨタ・プリウスの方が210mm程長く、全幅はほぼ同じで、全高はSUVらしくホンダ・ヴェゼルの方が135mm高いことがわかります。エクステリア・デザインは、ホンダ・ヴェゼルはいかにも新時代のSUVといった力強く、かつスタイリッシュなデザインとなっています。
トヨタ・プリウスは従来から不評だったフロントマスクを一新して、優しいイメージのマスクになりました。どちらもデザインは成功していると言えるかもしれませんね。
「ヴェゼル」と「プリウス」の内観
こちらもまずは室内の広さをチェックしたいと思います。
ホンダ・ヴェゼルの内観
出典元:https://www.honda.co.jp/
室内長×室内幅×室内高:1,930×1,485×1,265mm
トヨタ・プリウスの内観
出典元:https://toyota.jp/
室内長×室内幅×室内高:2,110×1,490×1,195mm
プリウスの方が全長が長い分、室内長も長くなっています。幅は変わらず、室内高はSUVらしくホンダ・ヴェゼルの方が70mm高くなっています。インテリア・デザインは甲乙つけがたい仕上がりです。どちらもとても良くまとまっており、高級感を感じさせます。
「ヴェゼル」と「プリウス」の走行性能
ホンダ・ヴェゼルとトヨタ・プリウスはそれぞれ持ち味の違う車です。ですが走行性能については両車ともに遜色はありません。走る・曲がる・止まるといった基本的な性能は共に高いレベルにあります。
あえて走りっぷりの良さで言えばヴェゼルに追加設定されたターボ車が一番速いことになりますが、プリウスのツーリング・セレクションも相当良く走ります。
「ヴェゼル」と「プリウス」の燃費性能
それではホンダ・ヴェゼルとトヨタ・プリウスの燃費を比較してみましょう。
車 名 | カタログ燃費 | 実燃費 | 燃費達成率 |
---|---|---|---|
ヴェゼルG(1.5L ガソリン車 FF) | 21.2km/L | 14.29km/L | 67.40% |
ヴェゼルTOURING(1.5L ターボ車 FF) | 17.6km/L | 16.59km/L | 94.26% |
ヴェゼルHYBRID(1.5L ハイブリッド車 FF) | 27.0km/L | 18.57km/L | 68.77% |
車 名 | カタログ燃費 | 実燃費 | 燃費達成率 |
---|---|---|---|
プリウスE(1.8L ハイブリッド車 FF) | 40.8km/L | 24.74km/L | 60.63% |
プリウスS(1.8L ハイブリッド車 FF) | 37.2km/L | 24.24km/L | 65.16% |
燃費はプリウスに軍配が上がりますが、ここで注目したいのがヴェゼル・ターボの燃費達成率の高さです。なんと9割を超えています。国産車の燃費達成率は6割〜7割が普通なんですがこれはすごい数値ですよ。
「ヴェゼル」と「プリウス」の安全性能
出典元:https://www.honda.co.jp/
ホンダ・ヴェゼルには「Honda SENSING」が、トヨタ・プリウスには「Toyota Safety Sense C」が装備されています。車線の逸脱時の警告や衝突被害軽減ブレーキなどが装備されているので安心ですね。安全性能は互角と言えるでしょう。
「ヴェゼル」と「プリウス」の価格・グレード
ホンダ・ヴェゼルとトヨタ・プリウスのグレードと価格は以下のようになっています。
■ホンダ・ヴェゼル
グレード | 価格 |
---|---|
G・Honda SENSING(FF/4WD) | 2,075,000円 / 2,291,000円 |
X・Honda SENSING(FF/4WD) | 2,165,000円 / 2,381,000円 |
HYBRID・Honda SENSING(FF/4WD) | 2,460,000円 / 2,676,000円 |
RS・Honda SENSING(FF) | 2,475,000円 |
HYBRID X・Honda SENSING(FF/4WD) | 2,539,000円 / 2,755,000円 |
HYBRID Z・Honda SENSING(FF/4WD) | 2,710,000円 / 2,926,000円 |
HYBRID RS・Honda SENSING(FF) | 2,810,000円 |
TOURING・Honda SENSING(FF) | 2,903,040円 |
■トヨタ・プリウス
グレード | 価格 |
---|---|
E(FF) | 2,518,560円〜 |
S(FF/4WD) | 2,565,000円〜 |
S“ツーリングセレクション”(FF/4WD) | 2,732,400円〜 |
A(FF/4WD) | 2,842,560円〜 |
A“ツーリングセレクション”(FF/4WD) | 3,006,720円〜 |
Aプレミアム(FF/4WD) | 3,175,200円〜 |
Aプレミアム“ツーリングセレクション”(FF/4WD) | 3,284,280円〜 |
まずはホンダ・ヴェゼルのオススメグレードですが、ガソリン車の「X・Honda SENSING(FF)2,165,000円」を推しておきます。ホンダ・ヴェゼルの個性的なデザインはガソリン車でも同じです。SUVらしく4WDが欲しいという人は「X・Honda SENSING(4WD)2,381,000円」を選ぶと良いかも。ハイブリッド車は価格が高価なのでガソリンで元を取るのは大変です。
次にトヨタ・プリウスのオススメグレードですが、最廉価版の「E(FF)2,518,560円」を推しておきます。トヨタ・プリウスは兎にも角にも燃費を追求した車です。豪華な装備は必要ないですし、価格が安い分、お得というわけですね。
「ヴェゼル」と「プリウス」それぞれの維持費は!?
ホンダ・ヴェゼルとトヨタ・プリウスの年間の維持費は以下のようになります。
「ヴェゼル」と「プリウス」の年間維持費
車名 | 自動車税 | 任意保険 | ガソリン代 | メンテナンス代 | 合計 |
ヴェゼル | 34千円 | 3万〜6万円 | 54千円 | 37千円 | 155,500〜185,500円 |
プリウス | 39,5千円 | 3万〜6万円 | 45千円 | 37千円 | 151,500〜181,500円 |
この他に年間維持費として考えられる項目としては、駐車場代や高速料金などがあるかと思います。
「ヴェゼル」と「プリウス」何を基準に選べば良い!?
ホンダ・ヴェゼルはコンパクトサイズのSUVです。一方、トヨタ・プリウスは5ドアハッチバックのハイブリッド専用車です。そもそも畑違いの両車なので、何を基準にして選べばいいのかは正直難しいですね。
極論を言えば好きなデザインの方でいいということになります。どちらも車の仕上がりは文句のないものですし、走りっぷりも互角の出来だと私は思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はホンダ・ヴェゼルとトヨタ・プリウスを比較してきましたが参考になりましたでしょうか。個性的な2台ですのであなたの好みに合う方をチョイスしてみてください。両車両とも車の出来は凄く良いと思いますので、安心して購入できるはずですよ。