フィットの残価設定ローン（残クレ）のメリット/デメリット

最近広く利用されている残価設定ローン（通称：残クレ）ですがどんなローンなのでしょうか！？タイトルにもあるようにホンダのフィットでも利用することが出来ますので、

「残価設定ローンという言葉は耳にした事はある」

「しかし、よく分からない」

という方も多いのではないでしょうか。ローン会社が進めている事もあり悪いイメージはないと思うのですが、残価設定ローンのメリットやデメリットって気になりますよね。

そこでこの記事では残価設定ローンについてや、そのメリットやデメリットについてみていきたいと思います。今までよく分からなかった方も最後まで読んで頂く事で十分理解して頂ける内容になっております。

通常の自動車ローンと残クレの違いについて

通常の自動車ローンはローンが終われば車は自分のものになりますよね。残価設定ローンの場合はあらかじめ残金を設定しておいて、車両価格から残金を差し引いた金額を、ローンで支払うということになります。

つまり、ローンを支払い終えたら車を返すか、新車に乗り換えるか、残金を支払って自分の車にするかの選択しなければなりません。これが通常のローンと残価設定ローンの違いです。

フィットの残価設定ローン（残クレ）メリット/デメリット

ホンダ・フィットハイブリッドを残価設定ローンで購入した場合、どんなメリットがあるのでしょうか。メリットがある反面、デメリットもあるかも知れませんよね。そこで残価設定ローンのメリットとデメリットについて紹介したいと思います。

フィットの残価設定ローン（残クレ）のメリット

ホンダ・フィットハイブリッドを残価設定ローンで購入した場合、その最大のメリットは通常のローンと比較して、月々の支払額が安くなることです。

財布の軽い若者には朗報ですよね。残価設定ローンの組み方にもよりますが、月々9千円ちょっとの支払いで済む場合もありますので。

フィットの残価設定ローン（残クレ）のデメリット

フィットに限らず残価設定ローンのデメリットとしては、ローンの支払が終了しても、車は自分のものにならないという点でしょう。

仮に自分のものにするには、残価（残金）を支払わなくてはなりません。新車に乗り換える場合は新たにローンを組むことになります。そうなるとローンがいつまでも続いてしまう事になります。

フィットの残価設定ローン（残クレ）シュミレーション

では、ここではホンダ・フィットハイブリッドの残価設定ローンについて、具体的にシュミレーションをしてみましょう。

頭金の有無やボーナス支払いの有無などで、月々の支払額は結構変わってきます。いくつかのケースに分けて見てみることにしましょう。

【頭金あり、ボーナス払いあり】

頭金及びボーナス支払いありで計算すると、以下のような結果となりました。金利はホンダの残価設定ローンの3.5％で計算してあります。

• 支払回数：36回（3年）
• 頭　金：500,000円
• ボーナス月加算額：50,000円×6回
• 36回払い後の残高：676,820円
• 初回支払い額：11,547円
• 2回目以降支払い額：9,100円

初回こそ1万円くらいの支払いになりますが、頭金を入れ、ボーナス払いを併用する事で毎月9千円くらいの支払いでフィットに乗れるのは嬉しいですよね。

【頭金あり、ボーナス払いなし】

頭金は入れてボーナス支払いを無しにした場合はこちらです。

• 支払回数：36回（3年）
• 頭　金：500,000円
• ボーナス月加算額：0円
• 36回払い後の残高：676,820円
• 初回支払い額：20,043円
• 2回目以降支払い額：17,700円

ボーナス払いがなくなる事で月々の支払いはグンと上がってしまいました。とは言ってもこの金額であればそこまでムルな金額ではないかもしれませんね。

【頭金なし、ボーナス払いなし】

頭金もボーナス支払いも無しにするとこういう結果になりました。

• 支払回数：36回（3年）
• 頭　金：0円
• ボーナス月加算額：0円
• 36回払い後の残高：676,820円
• 初回支払い額：33,414円
• 2回目以降支払い額：32,800円

さすがに毎月の支払いが3万円を超えてくるとなるとしんどいですね。では、フィットで残価設定ローン（残クレ）を組む際の注意点などはあるのでしょうか。

フィットで残価設定ローン（残クレ）を組む際の注意点

ホンダ・フィットハイブリッドで残価設定ローンを組む場合、いくつか注意しなければならないポイントがあります。

なるべく頭金を多く入れる。

頭金は多ければ多いほど、月々の支払いがかなり楽になります。シュミレーションでも明らかですよね。

月々の支払いが終わっても車の所有権は移らない

残価設定ローンを利用した場合は、36回払い後の残高を支払わないと、車の所有権はディーラーのままとなります。ただ残高をローンで支払うことは可能です。支払いが終われば車を売却することも可能になります。

車を傷つけないように注意する

残価設定ローンはあらかじめ3年後なり5年後なりの車の価値を決めておくものになります。ですから事故などで車が傷ついてしまうと、価値が下がってしまいますので差額が発生することがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はホンダ・フィットハイブリッドを残価設定ローンで購入した場合のメリットとデメリットについて見てきました。ローンの支払いが終わっても車が自分のものにならないというのが最大のポイントだと思います。

それを良しとするか否とするかは購入者の判断になります。個人的には、10年くらい同じ車に乗ろうと考えるのであれば今回の残クレよりも通常のカーローンを組んでの購入が無難なのではないかな？と思いました。