商用車に限らず、車を使っていると避けて通れないのが年間維持費ですよね。一般に車は排気量が大きくなればなるほどお金がかかるものですが、軽自動車の商用車はどれくらいの維持費がかかるのでしょうか。
小さなエンジンでしかも商用車ならイメージ的に安くて済みそうですよね。そこで今回は、
- 軽自動車の商用車の年間維持費
- 普通車の商用車の年間維持費
上記を比較してみたいと思います。
商用車(軽自動車)の年間維持費はどれくらい?
軽自動車の商用車(以下、軽貨物と呼びます)は年間でどれくらいの維持費がかかるものでしょうか。実際に見てみましょう。
- 自動車税:5,000円(1年)
- 重量税:2,600円(1年)
- 自賠責保険料:15,600円(1年)
- 駐車場代:96,000円(8,000円×12ヶ月)
- ガソリン代:74,240円(※ガソリン価格1L:138円、年間走行距離10,000kmで計算)
- メンテナンス費用:30,000円
- 任意保険:60,000円
合 計:283,440円
軽貨物は税制面で優遇されているので、新車で購入する際には同じ軽自動車の乗用車よりも、重量税と取得税が半分くらい安いというメリットがあります。
商用車(乗用車)の年間維持費と比べると?
4ナンバーの商用車は様々なタイプがありそれぞれ維持費が異なります。ここでは乗用車に近い車としてトヨタ・プロボックスバンについて見ていくことにします。
- 自動車税:8,000円(1年)
- 重量税:6,600円(1年)
- 自賠責保険料:17,350円(1年)
- 駐車場代:96,000円(8,000円×12ヶ月)
- ガソリン代:100,730円(※ガソリン価格1L:138円、年間走行距離10,000kmで計算)
- メンテナンス費用:60,000円
- 任意保険:60,000円
合 計:348,680円
軽貨物と同様に4ナンバーの商用車は重量税と取得税が普通車よりも半額くらい優遇されています。
商用車と乗用車の違いとは!?
商用車と乗用車には様々な違いがあります。4ナンバーの商用車の場合は毎年車検があります。ただし軽貨物は乗用車と同じ2年毎になっています。
また”車両の構造”にも違いがあります。
リアシートはリクライニングなしの固定式で折り畳めないといけません。また後席の面積よりも荷室の面積を広く取らねばなりません。
車重などから計算した最大積載量の表示も必要となります。
- 4ナンバーの商用車の場合は毎年車検がある
- 軽貨物は乗用車と同じ2年毎
- リアシートはリクライニングなしの固定式で折り畳めることが条件
- 後席の面積よりも荷室の面積を広く取る
- 車重などから計算した最大積載量の表示が必要
商用車と乗用車の車検時の税金の違いは!?
商用車と乗用車は車検時の重量税も異なります。
- 乗用車が0.5トン毎に5,000円加算される
- 商用車は0.5トン毎に2,700円加算される
ことになります。つまり4ナンバー車は車検が毎年ありますが費用が抑えられる事になります。
まとめ
今回は軽貨物や4ナンバー車の年間維持費について見てきました。働く車に税金は優しいんですね。もし後部シートにあまり人を乗せる機会がない人は、軽貨物や4ナンバーの車を自家用で使うのもいいかもしれません。
ホンダ・N-VANやトヨタ・プロボックスバンなどは特にオススメできる車ですので、車選びの選択肢に加えてもいいのではないかと思いますよ。