車を使っていると必ず交換しなければならないパーツの1つがタイヤ。タイヤの寿命や交換時期の目安について悩んでいませんか?
私も初めて車を持った時は、いつタイヤを交換すれば良いのか?と疑問に思っていました。やはり車を持つ人間としてタイヤの交換時期くらいは知っておきたいですよね。よくある疑問点として、
- 走行距離だけを目安にしていいのか?
- 他に何か注意することはないのか?
など、タイヤ交換について色々あると思います。そこでこの記事では、タイヤ交換時期の目安についてお話したいと思います。
目次
タイヤ交換時期の目安はいつ?
タイヤを交換する時期をザックリ言うと、
「そのタイヤで車が正常な走行が出来なくなった時」
ということになります。要は、
- タイヤの溝が1.6mm以下になった時
- タイヤにひび割れが生じた時
というのがその時ということになります。
タイヤの溝が浅いと特に雨の日などはスリップしてしまいますし、ひび割れが生じたタイヤで高速道路を走るとバースト(破裂)の恐れもあります。
また、タイヤは走行距離とも関係性があります。
走行距離との関係性は!?
タイヤの溝は5千キロの走行で1mm減ります。
タイヤの溝が1.6mm以下になったら公道を走ってはいけません。理由は道路交通法違反となるからです。新品のタイヤの溝の深さは一般的に8mm程度です。
つまり、単純に計算すれば3万2千キロ走行したらタイヤ交換ということになりますよね。ただ、実際には使用環境や運転の仕方で大きく変わってくるので一概には言えません。
タイヤ交換時期の3つの判断方法
それではどうやってタイヤを交換する時期を判断すればいいのでしょうか?判断する方法として、
- 「スリップサイン」
- 「ひび割れ」
- 「製造年」
の3つで判断することが出来ます。では、順を追って見ていくことにしましょう。
1スリップサイン
タイヤにはスリップサインというタイヤの寿命を知らせるマークがあります。タイヤのサイドウォールにある三角のマーク(△)がスリップサインです。
一箇所でもスリップサインが見えているタイヤでは公道の走行は許されません。それに何よりも危険ですからスリップサインが見えたら直ちにタイヤを交換しましょう。
スリップサインが出たタイヤでは、文字通りスリップがしやすくなり、ブレーキも十分に効かなくなってしまいます。
2ひび割れ
年数が経ったタイヤではサイドウォールにひび割れや亀裂が生じることがあります。これも交換時期が来ているタイヤです。
仮にスリップサインが見えなくても、こういうタイヤで走行することは危険ですし、特に高速道路では危険でバースト(破裂)の恐れがあります。
車検にも通らないので「まだ溝は残っている」などと思わずに交換するようにして下さい。
3製造年から判断する
じつはタイヤにも消費期限があります。
タイヤのサイドウォールには「3017」のように4桁の数字で製造年が記されています。最初の2桁が週で次の2桁が年を表しています。
つまり「3017」なら2017年の30週目(7〜8月)に製造されたタイヤだとわかります。タイヤの消費期限は4〜5年ですので、この場合遅くとも2022年までには交換しなくてはいけないということになります。
製造年から交換を判断することも出来るわけですね。
タイヤ交換費用の相場はどれくらい?
AUTOBACSでタイヤ交換をした場合、新品のタイヤ代の他に以下の費用がかかります。
- タイヤ交換:1,080円〜 / 1本(バランス調整込み)
- ゴムバルブ交換:270円〜 / 1本
- 窒素ガス充填:540円〜 / 1本
- 廃タイヤ処理:270円〜 / 1本
つまり、タイヤ4本で8,640円かかることになります。
YellowHatでも全く同じ料金だったので、これが相場だと思っていいでしょう。ただし注意して欲しいのは両店ともに店で購入したタイヤに限っていることです。
最近はネット通販で安くタイヤを買うことが出来ますが、タイヤ持ち込みで作業をしてくれる店は、あまり多くないんですよ。
タイヤを長持ちさせる2つのコツ
タイヤを長持ちさせるにはコツがあります。
1つ目は運転の仕方です。
急がつく運転をしているとタイヤの減り方は早くなります。すなわち、
- 急ブレーキ
- 急加速
- 急ハンドル
ですね。燃費も悪くなるだけですので、安全運転を心がけて下さい。
2つ目は、定期的なタイヤのローテーション。
現在は一般的な乗用車のほとんどがFF(前輪駆動)となりました。FFは前輪に動力が伝わり車を走行させるのと同時に、ステアリングを切って車の方向を決めています。
つまり、前輪にかかる負担が大きいです。
その為、定期的に後輪とのタイヤローテーションが大事になります。出来れば1年に一度は行うようにしたいですね。
タイヤが均等に減るということは良いことなのです。
まとめ
「タイヤは命を乗せている」
こんなCMがありました。綾瀬はるかさんが登場する、ブリヂストンタイヤのキャンペーン広告ですが、これは正しいです。
劣化したりスリップサインが出ているようなタイヤで走行することは大変危険ですし重大な事故にも繋がりかねません。タイヤチェックも、
- 「スリップサイン」
- 「ひび割れ」
- 「製造年」
の3つから判断することが出来ますので、安全なカーライフを実現する為にもぜひ、チェックしてみてください。