一般的に商用車の寿命は乗用車よりも長いと言われています。しかし、実際にはどうなのか気になりますよね。そこでこの記事では、
- 商用車(トラック・バン等)はどれくらいの走行距離を出せるのか
- 中古として商用車を買取りに出す際の走行距離と買取価格との関係
などについても紹介したいと思います。現在、商用車をお使いの方には重要な情報ですから、必ず目を通してくださいね。
目次
商用車(トラック・バン等)の走行距離の寿命は?
商用車と言っても下は軽貨物から上は大型トラックまであります。乗用車タイプのバンもあるので複雑です。それぞれどれくらい走れるのでしょうか。順を追って見ていくことにしましょう。まずはトラックからです。
商用車トラックが寿命までに走れる走行距離は?
小型トラックの走行距離の寿命
軽貨物を含む小型トラックの場合は、乗用車とほぼ同じだと言えます。すなわち10年10万キロが一つの目安となります。
もちろん20万キロ程度まで走ることは出来ますが、オイル漏れなどのトラブルが頻発するようになるリスクもあります。
中型トラックの走行距離の寿命
中型トラックであれば小型トラックよりも長い距離を走れます。メンテナンスをすることが前提となりますが、それさえ守れば50万キロは走行可能です。
大型トラックの走行距離の寿命
大型トラックの場合は中型トラックよりもさらに長い距離を走れます。エンジンが大きくメンテナンスのしやすい構造になっているので、寿命までに走行可能な距離は70万キロとされています。
商用車バンが寿命までに走れる走行距離は?
乗用車タイプの商用バンの場合は小型トラック同様、10年10万キロが目安となります。それ以上走ることも可能ですが、小型トラック同様、様々なトラブルが出ることになります。
大型トラックとは違って車両価格も乗用車と変わりませんし、買い換えるのが妥当だと思います。
トラックの走行距離と買取の関係性とは!?
一般に車は走行距離が伸びれば伸びるほど買取価格は下落していきます。これはトラックについてもそのまま当てはまります。
- 小型トラック・・・10万キロ
- 中型トラック・・・50万キロ
- 大型トラック・・・70万キロ
上記の走行距離はは走行寿命です。寿命に近づけば近づくほど買取価格は下がることになります。つまり走行距離と買取価格は反比例の関係にあるわけです。
商用車(トラック・バン等)の走行距離を伸ばす為には?
これはトラックやバンに限った話ではないのですが、車の走行距離をさらに伸ばすためには、こまめなメンテナンスが重要です。
時にはエンジンのオーバーホールも必要になりますがオーバーホールは高額です。
- 小型トラック:2~30万円
- 中型トラック以上:100万円
最低でも上記くらいはかかります。走行距離を伸ばすためにはそれなりの費用と手間がかかることも覚悟が必要かもしれません。ただ大型トラックで70万キロを超えた場合は、整備代がかさむようになるので、コストパフォーマンスは悪化します。
まとめ
以上、商用車(トラック・バン等)の寿命までの走行距離について見てきました。要点を整理すると次のようになります。
- 小型トラックの寿命までの走行距離は10万キロ。
- 中型トラックの寿命までの走行距離は50万キロ。
- 中型トラックの寿命までの走行距離は70万キロ。
- 商用バンの寿命までの走行距離は10万キロ。
- トラックなどの商用車も走行距離が伸びれば買取価格は下落する。
- 走行距離を伸ばすためにはこまめなメンテナンスが不可欠。それでも寿命に近づくとコストが嵩んでくる。
商用車をいつまで使うのかは最終的には経営判断となりますので、コストを細かく計算して算出し判断を下す必要がありそうですね。