車の運転と事故は常に隣り合わせ。
万が一事故を起こして車を損傷した場合、修理して乗るのと売って買い換えるのとではどちらがお得なのでしょうか。
ここでユーザーに突き付けられる選択肢、
「修理に出してそのまま乗る」
か、
「新しい車に乗り換える」
かの2択ではないでしょうか?
どちらを選択するにしても、損をしたくないのが本音。
しかし、
とっさにそんな判断はできませんよね。
今まさにそういった選択で悩んでいる人も、どちらがお得なのか考えていきましょう。
目次
フレームの修理・交換をしたら「修復歴車」
そもそも事故を起こした=修復歴車というわけではありません。
売られている中古車でも、修復歴車と書かれているものはフレームの修理や交換を行った車に限ります。
そのため、
ぶつけて修復したことのある車でも、バンパーやドアの交換くらいでは修復歴車にならないことを覚えておきましょう。
修理して乗り続ける場合
事故車を売らずに修理して乗る場合、
- 保険金を使うかどうか
- 修理代がいくらかかるか
などで金銭的な負担が変わってきます。
加入している保険の内容や等級にもよるので、自分の場合ではいくらになるのかのシミュレーションをしておくのが大切です。
免責割合で様々に変化
修理代が100万の場合、免責10と設定すれば保険会社が90万、残り10万は契約者本人が支払います。
免責割合が0の場合は負担がないので得なのでは?と思うかもしれません。
しかし、
免責割合が少ないほど普段の保険料が上がります。
また、
保険を適用して修理代を払うと、その後3年間の保険料は3等級下がった割合になるのでかなり高額な負担になってしまうのです。
少額であれば全額自己負担が得か?
10万でも100万でも、保険を使ってしまうと等級が3年間は下がることになります。
10万円程度の修理代のおかげで高額な保険料を払い続けるくらいなら、全額自己負担したほうが安くつく場合もあるのです。
免責を増やすことで車両保険は安くなりますが、修理費が高額になると自己負担額が増える上に等級が下がって保険料も高くなる…それなら全額負担してもらったほうがよかった、と思う場合もあるでしょう。
乗り換える場合
フレームに損傷があり「修復歴あり」となった場合、どうしても売りたくなった時には修復歴車として売却しなくてはならないため、価値が急激に下がってしまいます。
せっかく修理代を払って綺麗に直しても、車そのものの価値は元には戻らないのです。
そのため、
いっその事次の車に乗り換えようと考えるユーザーも少なくありません。
買取査定額がいくらになるか?
買い替えの際に最も重要なのが、事故をした車をいくらで買い取ってもらえるかです。
当然ながら、破損した車を高く買い取ってくれる業車少ないです。
しかし、
価値がゼロになることも実は少ないのです。
特にディーラーの下取りなどでは査定額が伸びにくいのですが、それは中古車市場での再販を前提に買取するため。
修復歴ありの車が高く売れる訳ありませんよね。
しかし、
「買取専門」や「廃車の買取専門店」などは違います。
中古車で流通ができないような車でも、解体することでパーツ単体としての価値を見出せば、全く価値がなくなることはないのです。
つまり、
税金が戻ってくる場合も!
廃車にすることで戻ってくるお金も見逃してはなりません。
すでに支払っている自動車税(軽自動車は除く)や自動車重量税などは、廃車にすることで手元に戻ってきます。
例えば、
自動車税は1年分先払いするので、5月に廃車すると6月から翌年の3月分が返金されます。
月を1日でもまたぐと1月分減ってしまうので、廃車の可能性があるなら迅速に検討したほうが良いでしょう。
まとめ:保険の状態や車の使い方などで損得は異なる!
以上をまとめると、どちらが絶対得、損とは言い切れません。
保険を使うかどうかや保険の内容以外にも、事故しなかった場合の車の価値、車に対する愛着などでも何が最善なのかは違ってきます。
その時に何を優先するかによって、修理して乗るか、新たに買い換えるかを慎重に決断する必要があるでしょう。
そして、
業者の中には事故車を専門に買取りしてくれるタウという業者がいます。
しかも、
思っていた以上に高額査定を受けているユーザーも相当数いるため非常に満足度の高い業者と言えます。