あなたは車に毎回どれくらいの量のガソリンを入れていますか?
小まめに満タンにするタイプですか?
それとも必要な分だけ給油するタイプでしょうか?
ガソリンは満タンにしない方がいいとも聞いたことがありますよね。本当なのでしょうか。
そこで今回は車を給油する際にガソリンタンクにどれくらいの量のガソリンを入れておけばいいのか調査しました。
目次
ガソリンは満タンにしない方が燃費が良い!?
ガソリンは満タンにしない方が燃費が良いのは事実です。
実際にF-1のような自動車レースでは満タンにせずに走行しています。理由は、その方が動力性能が上がり、燃費も良くなることが確認されています。
どれくらい燃費が向上するか気になりますよね。
実はガソリンタンクに満タンの5割程度のガソリンを積んだ場合、約1.5%程度向上すると言われています。つまり実燃費が10km/Lだとすると、11.5km/Lに燃費が伸びることになります。
ガソリン給油時の適正量は!?
燃費向上を期待するのであれば、ガソリンは満タンにせず半分程度になるように給油するといいですね。
ただし急な遠出なども時にはありますので、途中でガス欠にならないためには、満タンの6割程度は給油しておいた方がいいかもしれません。
また、常に車を使用して一日50kmは走行するような方は満タンにして下さい。
ガソリンを満タンにしないメリット・デメリット
ガソリンタンクにガソリンを満タンにしないのにはメリットとデメリットがあります。メリットは何なのかデメリットは何なのか、順を追って見ていくことにしましょう。
まずは満タンにしないメリットからです。
ガソリンを満タンにしないメリット
まずメリットとして上げられるのはレースと同じで、動力性能が上がり燃費も良くなることでしょう。前述した通り満タンの5割ほどのガソリンの量ならば約1.5%の燃費向上が期待できます。
車は軽いことがとても大事です。
ガソリンの量が満タンの半分であれば、子供一人分は軽くなりますよね。
ガソリンを満タンにしないデメリット
ガソリンを満タンにしないデメリットは、ガソリンタンクの中で空洞が増えることです。空洞部分が多いと空気中の水分がガソリンに混ざるためタンクが錆びやすくなります。
錆が進行してしまった場合は当然ですがタンクを交換することになります。車種によっては10万円以上かかることもあるので注意が必要です。
ガソリンの燃費を向上させる3つのコツ
車の燃費を向上させるにはいくつかの注意点とコツがあります。3つほど紹介したいと思います。実践されれば僅かであっても燃費は必ず向上します。
車は長く使うものですし、ちりも積もれば山となるでしょう。
1タイヤの空気圧を上げる
タイヤの空気圧を指定よりも10%程上げるようにしましょう。タイヤの接地面が僅かですが減少するので燃費の向上に繋がります。
ただし必ず10%を守るようにしましょう。
それ以上上げてしまうと車が跳ねるような挙動を見せたり、ブレーキの効きが悪くなる恐れがあります。
2余計な荷物は積まない
先述したように車にとって軽いということはとても大事なんです。軽ければ動力性能が上がり燃費も向上します。
トランクルームやカーゴスペースに余計な荷物を積みっぱなしにしていませんか?車には必要最低限の荷物しか載せない習慣を付けましょう。
子供一人分の重量でも燃費は変わってくるものですから。
3急の付く動作を控える
急発進や急加速、急ハンドルや急ブレーキといった「急」の付く動作は控えるようにしましょう。燃費に悪影響を与えます。
緩やかに発進し穏やかに加速して止まる時には余裕を持って止まりましょう。
つまり安全運転は燃費のためにもなるんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。車はガソリンを満タンにしない方がいいのかどうかを見てきました。結論を言えば一長一短があるということになるでしょう。
満タンの5割程度であれば燃費向上が期待出来る反面、ガソリンタンクの錆や遠出でのガス欠が心配されます。車の使い方によって、満タンにするか5割程度にするか判断しましょう。
ただし「絶対に満タンにした方がいい時」もあります。
それはガソリン価格の上昇が見込まれる時です。来週からガソリン価格が上がるとわかっていたのに満タンにしておかなければ余計な出費が増えるだけですからね。