2015年12月に四代目プリウスが登場したことで、三代目プリウス(30系)の中古車が増えるようになりました。中古車価格も下がっているので30系プリウスは手軽に買えるハイブリッド車となっています。
しかし、同じ30系プリウスでも前期と後期があるわけで、どこが違うのか分からない人もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、
- 30系プリウスの前期と後期の違い
- 中古車としては「前期と後期」どちらがオススメなのか
などについて紹介したいと思います。最後まで読んでいただく事で30系プリウスの様々な違いに気付けるかと思います。
ちなみに以下の記事では中古プリウスを購入する場合の注意点について紹介していますので、プリウス購入を検討中の方は一読しておくといいかもしれません。
目次
30系プリウスの前期と後期の違いは?
30系プリウスは2009年5月〜2015年11月まで生産されました。そして2011年12月にマイナーチェンジを受けています。その為、振り分けとしては、
- 2009年5月〜2011年11月まで・・・前期型
- 2011年12月〜2015年11月まで・・・後期型
ということになります。ではマイナーチェンジを受けてプリウスはどのように変わったのでしょうか。エクステリア(外装)→インテリア(内装)→燃費の変化の順番で見ていく事にしましょう。
30系プリウス:前期と後期の違い10選
■フロントバンパーとロアグリル
30系プリウスの前期型と後期型ではフロントバンパーとロアグリルの形状が異なります。前期型のロアグリルは長方形ですが後期型は台形となっていて少し優しめの印象を受けます。
■ヘッドライト
前期型はハロゲンとLEDしか選べなかったのですが、後期型はハロゲンとLEDに加えてHIDも選べるようになりました。デザインは変わりませんが点灯方式が異なるわけです。
明るさ的割合としては、
といった感じです。
■ウインカーとフォグランプ
前期型はウインカーとフォグランプが一体で長方形をしていましたが、後期型は分離されウインカーは三角形となりフォグランプはロアグリルに埋め込まれています。
■テールランプ
前期型は透明なテールランプですが、後期型は赤いラインが入っています。
■ドアミラーのウインカー
前期型はLEDですが後期型は何故か電球になっています。もしかするとマイナーチェンジによるコストダウンかもしれません。
車道で何かトラブルがあった際ハザードを付けるわけですが、LEDから電球だとバッテリーを消費しそうですが…。
■シートカラーのバリエーション
前期型は「アクア」と「ミディアムグレー」の2種類のシートカラーですが、後期型はオプションで「ツートーンシート」が選べるようになりました。
■ハザードボタン
前期型のハザードボタンは黒いボタンでしたが、後期型のハザードボタンは赤いボタンに変わっています。
■ステアリングスイッチ
ステアリングを握りながらオーディオなどを操作するステアリングスイッチも前期型と後期型ではデザインが違います。
■ドリンクホルダー
前期型のドリンクホルダーはコンソールボックスを開けないと使用出来なかったのですが、後期型のドリンクホルダーはオープン式となりそのまま使えるようになりました。
また、前期のプリウスはコンソールボックスを開けると後ろに開閉した分だけ後ろに突き出るので、後部座席の人に若干ですが圧迫感を与えることになります。
「やっぱ中古車は考えものかな・・・」
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プリウス以外にも人気のヤリスやアクアなども用意されていますので、カーバリエーションはかなり豊富です。ただ、人気車種に関しては納品までに時間がかかる場合もありますので、早めの申し込みがおすすめです。
中古車ではなくこの際新車に乗ろう!と思った方は要チェックですね。
■スポット溶接箇所の最適化
目に見えない部分ですが後期型ではスポット溶接の箇所が増やされています。これによりボディ剛性が上がりました。
約10箇所を「前期と後期」に分けて紹介しましたが、細かく言うと「前期と後期」の違いは目に見えない部分でたくさんあります。例えば、以下の様な変更点があります。
- 近接通報装置追加(停止ボタン新設)
- 15インチホイールの意匠変更
- レインセンサーによる雨滴感知式ワイパー採用
- スポット溶接箇所の最適化
- メーター表示一部変更
- エアクリのインレット部形状変更
- THS-Ⅱに緊急停止機能追加
- ブレーキペダルのストロークセンサー変更
- エアコンパネル意匠変更
- ナビ11年度仕様へ変更
- アクセサリーソケットの配置変更
- ボディカラーの追加・変更
- インナーハンドル等の意匠変更
- 遮音材・吸音材追加
- シートヒータースイッチ変更
- 自動防眩ミラー採用
- 前席に電動パワーシート採用
30系プリウスの前期と後期、燃費の違いは?
三代目プリウス(ZVW30)
■2009年5月〜2011年11月(前期型)
- 10・15モード:35.5〜38.0 km/L
- JC08モード:30.4〜32.6 km/L
- 実燃費:19.54 km/L
三代目プリウス(ZVW30)マイナーチェンジ(後期型)
■2011年12月〜2015年11月
- 10・15モード:35.5〜38.0 km/L
- JC08モード:30.4〜32.6 km/L
- 実燃費:19.69 km/L
カタログ上の燃費は全く同じとなっています。実燃費もほぼ誤差の範囲に入りますから前期後期共に全く変わらないと言えそうですね。
と言う方に向けて以下の記事では歴代のプリウスから燃費にどう変化が現れたのかを調査いたしました。プリウスの燃費は以外にも…
30系プリウスの中古車買うなら「前期・後期」どっちがオススメ?
実は30系プリウスはかなりコストダウンして生産されていました。そのため前期型の評判はかなり悪かったのです。
トヨタもそれに気が付いてマイナーチェンジを行ったという経緯もあるので中古車として購入する場合、前期型は避けた方が無難です。
30系プリウスの前期型と後期型は外観から容易に区別できますので特別なこだわりがない限り、購入の際は後期型を選ぶことをオススメします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は30系プリウスの前期型、後期型の違いについて紹介しました。一見パッと見ると前期型と後期型の見分けはつきにくいと感じた方もいるかもしれません。
これから30系プリウスの中古車の購入を考えた場合は、間違いなく後期型をお勧めします。また走行距離に関しても5万キロ以内のプリウスを選ぶ事で満足のいく購入ができるかと思います。
中古車プリウスの購入の際のポイントについては以下の記事でまとめましたので、プリウスの購入を考えている方は一読しておく事でお得にプリウスが購入できるかもしれません。