ガソリンにはレギュラーとハイオクがありますよね。国産車の殆どはレギュラー指定ですが、ヨーロッパのメルセデス・ベンツやBMWなどはハイオク指定となっています。
でも、そもそもレギュラーとハイオクの違いって何なのでしょうか?
混ぜたらどうなるのでしょうか。エンジンが壊れるとも聞きますがその真偽はあやふやですよね。そこで今回は、
”ガソリンのレギュラーとハイオクの違い”
についてご紹介したいと思います。最後まで読み進めて頂くことで違いが分かるはずです^^
目次
レギュラーとハイオクが混ざるとどうなる!?
レギュラーガソリンとハイオクガソリンを混ぜて車に入れるとどうなるのでしょうか。結論から言えば大丈夫です。
現在の車にはレギュラー指定の車でもハイオク指定の車でもノッキングセンサーが付いているのでコンピューターが制御してくれます。
つまり点火時期を調整してくれるので大きな問題は起きないのです。ですがレギュラー指定の車にはレギュラーガソリンを、ハイオク指定の車にはハイオクガソリンを使用するようにしましょう。
ガソリンのレギュラーとハイオクの違いとは
そもそもガソリンのレギュラーとハイオクの違いってなんでしょうか。じつは色々違うんですよ。その違いについて見ていきましょう。
違い①オクタン価が違う
オクタン価(オクタンか)とは、
- ガソリンのエンジン内での自己着火のしやすさ
- ノッキングの起こりにくさ(耐ノック性・アンチノック性)
を示す数値になります。オクタン価が高いほど自己着火しにくくノッキングが起こりにくいという特性があります。
逆に言えばオクタン価の低いレギュラーガソリンは、より燃えやすいと言えます。
違い②価格が違う
ガソリンを生成する過程でハイオクガソリンはレギュラーガソリンよりも手間がかかります。その手間の違いにより価格が違って来ることになります。
日本では1リッターあたり概ね10円ほどハイオクガソリンの方が価格が高いのが普通ですよね。
違い③車のエンジンが違う
ガソリンエンジンを設計するに当たり、オクタン価の設定は重要です。なぜならノッキングの起きやすさが異なってくるからです。
オクタン価が低いとガソリンは燃えやすいので、それに合わせた設計をすることになります。逆にオクタン価が高いと着火性が低下するので、それに合わせた設計となります。
つまりガソリンの燃えやすさに合わせた設計になっているので、指定のガソリンを入れることが大事になります。
ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるとどうなる?
ハイオク指定の車にレギュラーガソリンを入れたらどうなるのでしょうか。また、その逆にレギュラー指定の車にハイオクガソリンを入れたらどうなるのでしょうか。
エンジンに不具合は起きないのか、また燃費なども気になりますよね。そこで、それぞれどうなるのかについて、見てみることにしましょう。
ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れた場合
ハイオク指定の車にレギュラーガソリンを入れても車のコンピューターが制御してくれるので問題なく動きます。ノッキングなども起きません。
ただし、エンジンの設計段階とは異なるガソリンですので、車のパフォーマンスは低下します。具体的に言えば馬力が低下して加速が遅くなり燃費も悪化することになります。
つなぎで入れるのは問題ありませんが、早急にハイオクガソリンに戻した方が良いでしょう。
逆にレギュラー仕様車にハイオクを入れた場合
逆にレギュラー指定の車にハイオクガソリンを入れたらどうなるのでしょうか。これもノッキングセンサーがあるので特に問題は起きません。
オクタン価の高い燃料を入れると燃費が伸びるとか、エンジン内部のクリーニングになるという人もいます。ですがこれは当てにならない話だと思って下さい。
レギュラー指定のエンジンはレギュラーガソリンの燃焼速度に合わせた設計になっていますので、レギュラーガソリンを入れるのがベストなんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いについて見てきました。それぞれエンジンに合わせたガソリンを選ぶことが大事です。
ハイオク指定の車にレギュラーガソリンを入れても、逆にレギュラー指定の車にハイオクを入れても、車は動きますがパフォーマンスは低下します。
1リッターあたり10円も違うわけですから、不経済ということにもなります。自分の車の指定に合わせたガソリンを選びましょう。