「フィットのガソリン車とハイブリッド車の維持費って違うの!?」
「もし違うのならどれくらい違うのだろう?」
などフィット一つを取ってもガソリン車とハイブリッド車の2つあるわけですが、維持費において違いはあるのでしょうか!?もし違いがあるのであればどれくらい違うのかも知りたいですよね。
そこでこの記事ではホンダフィットのガソリン車とハイブリッド車の維持費の違いについて比較してみました。当記事を最後まで読んで頂くことで維持費の違いを知ることが出来、なおかつ自分はガソリン車とハイブリッド車どちらの方が向いているのかも知ることができるはずですよ。
目次
【ホンダフィット】比較車両
比較車両ですがガソリン車は「15XL Honda SENSING(FF)」を、ハイブリッド車は「HYBRID・L Honda SENSEING(FF)」をチョイスしました。どちらもホンダお得意の安全装備である「Honda SENSING」が装備されたグレードです。
スペックの違いは燃費と車両重量のみで、ガソリン車の「15XL Honda SENSING(FF)」のカタログ燃費は「22.2km/L(JCO8モード)」、車両重量は「1070kg」となっています。
対する「HYBRID・L Honda SENSEING(FF)」のカタログ燃費は「37.2km/L(JCO8モード)」、車両重量は「1080kg」となっています。車両重量の違いはハイブリッドシステムの有無の差でしょう。ですが10kgの違いに留めていることは評価していいと思います。
価格はガソリン車の「15XL Honda SENSING(FF)」のメーカー希望小売価格が「1,853,280円」。
ハイブリッド車の「HYBRID・L Honda SENSEING(FF)」のメーカー希望小売価格が「2,079,000円」となっています。
ですから価格に関しては「225,720円」、ハイブリッド車の方が高いことになります。
【ホンダフィット】維持費の比較
ここからは維持費の違いについて見ていくことにしましょう。まずは税金と燃料費からです。
車名 | 自動車税 |
---|---|
15XL Honda SENSING(FF) | 34,500円 |
HYBRID・L Honda SENSEING(FF) | 34,500円 |
排気量がどちらも1.5Lなので自動車税は同じですね。ハイブリッド車はエコカー減税の恩恵を受けていて、翌年の自動車税は軽減措置があったのですが、2019年3月31日までの購入車に限られるので、ここでは同額とさせていただきました。
燃料費については以下の通りとなります。カタログ燃費のJCO8モードで計算しています。
車名 | 燃料費 |
---|---|
15XL Honda SENSING(FF) | 54,900円 |
HYBRID・L Honda SENSEING(FF) | 32,818円 |
※年間走行距離10,000km、ガソリン代122円/Lで計算
年間の燃料費はハイブリッド車の方が22,082円安く抑えられます。
【ホンダフィット】車検代の比較
車検代は法定費用(重量税・自賠責保険料・印紙代)と車検基本料から成り立っています。ガソリン車とハイブリッド車では車検代は異なるのでしょうか。
車名 | 法定費用 | 車検基本料 | 車検代(合計) |
---|---|---|---|
15XL Honda SENSING(FF) | 51,530円 | 45,000円 | 96,530円 |
HYBRID・L Honda SENSEING(FF) | 51,530円 | 60,000円 | 111,530円 |
ハイブリッド車はエコカー減税の恩恵があるため、重量税は免除されてきました。ですが2019年10月に制度が見直されるため、重量税24,600円を加算して計算しています。
車検基本料がハイブリッド車の方が高いのは、ハイブリッド車はガソリン車よりも複雑なメカニズムとなっているためです。
【ホンダフィット】任意保険料の比較
ハイブリッド車とガソリン車では任意保険料は異なるのでしょうか。保険会社によってはハイブリッド車の場合は10%ほどのエコカー割引が適用される場合があります。
一方、ハイブリッド車はもはや特別な車ではないという判断から、割引を廃止した保険会社もあります。ソニー損保がその代表ですが、今後は各保険会社もこれに追随するものと思われます。
特に2019年10月以降にその傾向が顕著になるはずです。そこで今回は両車の任意保険料は同じとして計算しました。
ホンダ・フィットの任意保険料
【想定】
- 30代夫婦
- 年間走行距離10,000km
- 運転は配偶者限定
- 等級は14等級
- 対人・対物無制限
- 車両保険あり
任意保険料:94,500円
車両保険を付けたため、やや高めの計算結果となりました。
【ホンダフィット】その他の諸経費の比較
車を維持するには他にも諸経費がかかります。例えばエンジンオイルやタイヤの交換などです。エンジンオイルの交換は15,000kmに1回で構わないと思いますが、気になる方は10,000kmに1回交換するといいでしょう。
オイル交換にかかる費用はオイルエレメントを同時に交換すると8,600円程かかります。タイヤの交換は3年に一度程度必要になります。
また、ホンダ・フィットはガソリン車もハイブリッド車も同じ15インチサイズのタイヤを履いています。タイヤ価格と交換費用を合わせると68,000円程度かかります。
1年で計算すると22,668円となります。その結果、諸経費の合計は31,268円となります。これはガソリン車もハイブリッド車も変わりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ホンダ・フィットのガソリン車とハイブリッド車の維持費を比較してきました。実は燃料代以外は違いがほとんど無くなって来ています。
その一方では価格差が225,720円あります。これを燃料代で回収しようとすると、差額は22,082円ですから丸10年かかる計算になります。
つまり年間走行距離が短い人や、5年程度で車を買い換える人には、ハイブリッド車は向いていないんです。ホンダ・フィットはガソリンエンジン車でもなかなかの好燃費ですから、そちらを選んでもあながち間違った選択とは言えないでしょう。