日産自動車が販売しているミニバンタイプのエルグランド。
エルグランドのご購入を考えているなら、この記事が役に立つかもしれません。
- エルグランドの大きさ(幅、高さ、長さ)
- エルグランドの定員(何人乗り)
- エルグランドの燃費・維持費
- エルグランドはどんな人にオススメな車?
また、お金関係は特に気になると思いますので、エルグランドに実際に乗るとどれくらいの維持費がかかるのか?についても紹介してます。この記事を読むことで、
- エルグランドがどんな車なのか?
- エルグランドにかかるお金はどれくらいなのか?
以上についてイメージしやすくなるはずです。ぜひ、最後までお付き合いいただければと思います。
目次
エルグランドはこんな車
エルグランドは日産自動車が生産・販売するLサイズの高級ミニバンです。初代は1997年に発売され現行モデルは2010年から販売している3代目。
- 「2.5L 直4DOHC+エクストロニックCVT」
- 「3.5L V6DOHC+エクストロニックCVT」
の2種類で、駆動形式はFFの2WDと4WDが用意されていて、2018年12月13日に一部仕様変更が発表がされました。内容は安全装備が強化されたもので、
- LDW(車線逸脱警報)
- インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)
- インテリジェント エマージェンシーブレーキ
- ハイビームアシスト
などを全車に標準装備し、踏み間違い衝突防止アシストは前方の歩行者にも察知・作動できるように機能が向上され、インテリジェント・クルーズコントロールを「250XG」を除く全車に標準装備されました。
ちなみに新車価格は331〜787万円となっています。
【グレード別比較】エルグランドの大きさ、定員、燃費は!?
ここからは具体的にエルグランドの大きさや定員、それに気になる燃費について見ていくことにしましょう。エルグランドは大きく分けて、
- 標準の「エルグランド」
- スポーティーな「エルグランド・ライダー/ライダーブラックライン」
- ゴージャスな「エルグランドVIP」
の3種類がありその中でもグレードがいくつかに別れています。
エルグランド
まず標準タイプのエルグランドですが、
- 250XG
- 250 Highway STAR S
- 250 Highway STAR S Urban CHROME
- 250 Highway STAR Premium
- 250 Highway STAR Premium Urban CHROME
- 350 Highway STAR
- 350 Highway STAR Urban CHROME
- 350 Highway STAR Premium
- 350 Highway STAR Premium Urban CHROME
の9種類があります。それぞれの大きさや定員、燃費は以下の通りになります。
グレード | 全長 | 全幅 | 全高 | 定員 | 燃費 |
---|---|---|---|---|---|
250XG | 4,915mm | 1,850mm | 1,805mm | 8人 | 10.8(10.4)km/L(JCO8モード) |
250 Highway STAR S | 4,945mm | 1,850mm | 1,815mm | 7/8人 | 10.8(10.2)km/L(JCO8モード) |
250 Highway STAR S Urban CHROME | 4,975mm | 1,850mm | 1,815mm | 7/8人 | 10.8(10.2)km/L(JCO8モード) |
250 Highway STAR Premium | 4,945mm | 1,850mm | 1,815mm | 7人 | 10.8(10.2)km/L(JCO8モード) |
250 Highway STAR Premium Urban CHROME | 4,975mm | 1,850mm | 1,815mm | 7人 | 10.8(10.2)km/L(JCO8モード) |
350 Highway STAR | 4,945mm | 1,850mm | 1,815mm | 7/8人 | 9.4(9.2)km/L (JCO8モード) |
350 Highway STAR Urban CHROME | 4,975mm | 1,850mm | 1,815mm | 7/8人 | 9.4(9.2)km/L (JCO8モード) |
350 Highway STAR Premium | 4,945mm | 1,850mm | 1,815mm | 7人 | 9.4(9.2)km/L (JCO8モード) |
350 Highway STAR Premium Urban CHROME | 4,975mm | 1,850mm | 1,815mm | 7人 | 9.4(9.2)km/L (JCO8モード) |
※JC08モードとは、1リットルの燃料で何km走行できるかを、いくつかの自動車の走行パターンから測定する燃費測定方法の一つ
引用元:Wikipedia
※( )内は4WD
エルグランド・ライダー/ライダーブラックライン
エルグランド・ライダーは、
- 250ライダー
- 350ライダー
- 250ライダーブラックライン
- 350ライダーブラックライン
の4種類になります。それぞれの大きさや定員、燃費は以下になります。
グレード | 全長 | 全幅 | 全高 | 定員 | 燃費 |
---|---|---|---|---|---|
250ライダー | 4,980mm | 1,850mm | 1,805mm | 7/8人 | 記載なし |
350ライダー | 4,980mm | 1,850mm | 1,805mm | 7人 | 記載なし |
250ライダーブラックライン | 4,980mm | 1,850mm | 1,805mm | 7人 | 記載なし |
350ライダーブラックライン | 4,980mm | 1,850mm | 1,805mm | 7人 | 記載なし |
※2WDと4WDの設定があります
エルグランドVIP
グレード | 全長 | 全幅 | 全高 | 定員 | 燃費 |
---|---|---|---|---|---|
350VIP | 4,945mm | 1,850mm | 1,815mm | 4/7人 | 記載なし |
※2WDと4WDの設定があります
エルグランドは3列仕様の7/8人乗りからVIP仕様の4人乗りまで幅広いラインナップを持っています。
ただエルグランドの辛いところはライバルの、
などが揃えているハイブリッド車の設定がないところだと思います。全長5m、全幅・全高がそれぞれ2m近い巨大な車体で重量も2tを超えますから、やはり燃費は厳しいものがあります。
モデルチェンジの際には、セレナなどにも搭載されてある、日産お得意の「e-POWER」の搭載をぜひとも望みたいところですよね。
エルグランドの維持費はどれくらいかかる!?
エルグランドの維持費には毎年納める自動車税の他、ガソリン代、自動車保険、メンテナンス代、点検や車検に関する費用、そして人によっては駐車場代もかかることになります。
- 自動車税:2.5L 45,000円 3.5L 58,000円
- 任意保険:67,560円(35歳 車両保険あり)
- ガソリン代:184,332円(年間1万キロ 実燃費8.3km/L レギュラー153円)
- 車検代:110,000円(2年毎)
- タイヤ代:225/55R18×4本=89,424円(3年毎)
- 駐車場(月極):96,000円(8,000円×12ヶ月)
タイヤ代を除いても一年間で447,892〜460,892円かかります。これに有料道路の料金を加えると500,000円以上になるでしょう。
やはりハイブリッド車の設定がないのは少々痛いですね。
エルグランドはどんな人にオススメ!?
トヨタ・アルファード/ベルファイアやホンダ・オデッセイと同様、この巨体を収められる駐車場と最低幅6mの道路が必要になります。
Lクラスのミニバンなので、ファミリー層や法人のカンパニーカーが思いつきますが、積極的にお勧めするのは気が引けます。
率直に言って、今のエルグランドとアルファード/ベルファイアを比較した場合、どう考えてもアルファード/ベルファイアに軍配が上がりそうです。
もちろんオデッセイの出来も素晴らしいと思います。
とはいってもさすが高級車と言わせる内装とそのデザインは唸るものがあります。
試乗してみると分かったのですが、エルグランドはミニバンという大きな巨体にも関わらず低重心です。その為、ミニバン特有のカーブによるブレなどもなく、ある程度スピードが出ていてもすんなり曲がることが出来ます。
また、広々とした室内はさすが高級車!と言わせるほどです。
エルグランド内でお勧めするとすれば、「エルグランド 250 Highway STAR S」の2WDモデルです。2.5Lですが不足のない走りは一見にしかずですよ。
まとめ
1997年に初代が登場した際には爆発的な人気を得て日産のドル箱商品となったエルグランド。その後、トヨタがアルファードをぶつけてくると売れ行きはパタリと止まってしまいました。
3代目の今となっても失地回復に至っていません。それではアルファードとエルグランドに天と地ほどの差があるのかと言うと、じつはその差は紙一重に過ぎません。
車という商品はこの紙一重が怖いんですよね。
だからこそ値段と価値のバランスのとれた車が良く売れるのでしょう!もちろん、エルグランドもとても良い車です。