もしかしたらヴェゼルオーナーの方で上記の様な異音が気になっている方もいるのではないでしょうか。ヴェゼルに限らず異音のパターンによっては走行に問題が出てしまうこともありますし、そうでない場合もあります。
そこでここでは現在報告されているヴェゼルの異音についてケース別に紹介し、その対処法についても紹介しました。
当記事を読んで頂く事であなたのヴェゼルから聞こえる発進時のきしみ音やブレーキをかけた際の異音の原因が掴めるかもしれません。ぜひ最後まで読み進めていただければと思います。
ヴェゼルからの異音のパターン
一口にヴェゼルの異音と言ってもどこから聞こえてくるかで原因は異なってきます。そして対処法も異なりますので注意が必要です。
早速ケース別に見ていきますので、あなたのヴェゼルがどのケースに当てはまるのか確認してみましょう。
ヴェゼルの異音その１：エンジンを掛けた時や発進時に鳴る異音
エンジンを掛けた時や発進時のきしみ音がする場合、その原因はエンジン廻りかトランスミッションにあると判断していいでしょう。例えば、
- 「カタカタ」
- 「コトコト」
といった異音なら、ミッションマウントのヘタリが原因です。対策品が用意されているので交換すれば問題解決となります。
発進時に何らかの音がする場合は、DCTの不具合が考えられます。
ヴェゼルのオートマチック・トランスミッションはDCTという特殊な構造のものとなっていて、CVTやトルコンのオートマチックとは違い、やや複雑な形式なのでトラブルが出る可能性があります。
ヴェゼルの異音その２：ブレーキを踏んだ時になる異音
ブレーキを踏んだ時に何らかの異音がする場合は、ブレーキディスクかブレーキパッドの不良もしくは異物の挟み込みが原因でしょう。ブレーキは重要な保安部品ですので、すぐにディーラーやカー用品専門店などで点検してください。
ヴェゼルの異音その３：ダッシュボード辺りから聞こえる異音
ダッシュボード、特にグローブボックスあたりから「カタカタ」音がすることがあります。その場合、まずは車検証など入れてあるものをすべて出してみてください。
それでも音がする場合はグローブボックスを支えている箇所からの異音ということになりますので、この修理は少々厄介です。
出典元：https://www.carsensor.net
グローブボックスを外すことになるので何気に大変です。この場合もやはりディーラーに相談される事をおすすめします。
ヴェゼルの異音その４：サイドブレーキの異音
ヴェゼルには電動パーキングブレーキが採用されています。そして作動させると「キュ～～～ギッ！」といった異音が出ることがあります。
その原因はリアキャリパーの摩耗なので交換することで解決します。
ヴェゼルの異音その５：デコボコした道を走った際に後部座席から鳴る異音
ヴェゼルでデコボコ道を走行後、後部座席やラゲッジスペースから異音がすることがあります。リアサスペンションの異常ではないかと疑う人もいますが、多くの場合は非常にシンプルなことが原因です。
ヴェゼルのラゲッジスペースには床に小物入れが備え付けられています。車の振動でこれが床と干渉すると異音がするようになります。
この対策としては簡単で小物入れを外し底部の外側に適当なスポンジを貼るだけ。これで異音は消えます。
ではそれぞれのケースからみる対処法についてみていきましょう。
ヴェゼルから異音が聞こえる際の対処法
ヴェゼルから異音が聞こえる際の対処法はいくつかありますのでご紹介しますね。
エンジンやトランスミッション、ブレーキからの異音
エンジンやトランスミッション、ブレーキといった車の重要な部分からの異音は、直ちにディーラーに連絡をして見てもらうようにします。
もし走行中になにかあっても大事になってしまいますので出来るだけ早く点検してもらいましょう。
ダッシュボードやラゲッジスペースなどからの異音
これらの異音は直ちに車の走行に影響があるわけではありませんので、次回の点検や車検まで待っても大丈夫だと言えます。
ヴェゼルの車検時や法定点検時のついでに確認をしてもらえば十分です。
ヴェゼルが故障した際にするべき３つの事
ヴェゼルが故障した際には修理に出すことになりますがどこに出せばいいのでしょうか。緊急事態に備える為にもここで確認しておきましょう。
ディーラーに依頼する
もっともオーソドックスな対処法ですが確実です。どんな車でも何かしらの問題は出るものです。その時、最も多くの情報を持っているのはメーカーであり販売店です。
ヴェゼルの場合、例えばミッションマウントの対策品の交換などはディーラー以外では情報がない可能性もあります。ただディーラーの場合、工賃が高めなので修理に費用がかかってしまいますが…仕方がないですね。
修理工場に依頼する
街の修理工場に出す手もあります。車検が受けられる工場なら基本的に問題ないですし、工賃も安めなので修理費用も抑えられます。
ただ前述した通り、リコールに至らないような対策品の情報などは、修理工場は持っていない可能性がありますので注意です。
カー用品店に依頼する
オートバックスやイエローハットといったカー用品店でも修理は可能です。ただ店舗ごとに整備士の技術がまちまちなのでディーラーや修理工場と比べると確実とは言えません。
ヴェゼルの異音のパターンにもよりますが、少しでもおかしいなと感じた場合はまずはディーラーへ一度相談した方が良さそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ホンダ・ヴェゼルの異音について見てきました。じつは異音というのはなかなか厄介なものなんです。
常に異音がしているなら対処は楽なのですが、時々異音がする、あるいはたまにするといった場合は、再現が困難なので対処も少々難しくなります。
大掛かりな修理にならない為にも異音のパターンを把握して少しでもおかしいと感じた場合は、当記事を参考にして対処法を身につけておきましょう。
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