中古車で安い事故車(修理車)に興味があるけれど安全性が気になる…、いくら安くても、やはり安心できないと長くは乗れないですよね。
中古車を買おうとしたユーザーなら、一度は「修復歴あり」という物件を見かけたことがあるはず!
同じ型なのに他の車よりも格段に安いため、かなり心惹かれるもの。しかしそこは「修復歴あり」というワードに歯止めをかけられます。
修復歴があるということは、つまり事故をしたってことだよね…そう聞くと、誰でも良いイメージは湧きません。
一番不安なのは、一度事故を起こした車って安全性的にどうなの?という点でしょう。
目次
修復歴車の定義を知ろう!
修復歴ありと表記する義務があるのは、車の骨格部分(フレーム)の修理や交換を行った場合のみ。車庫入れの際にぶつけてしまい、フレームまで損傷してしまったら修復歴ありの車。
事故でグシャッとへこんでも、フレームの補修をしていない場合は修復歴ありにはならないのです。
つまり、
修復歴あり=安全性に問題ありという考えは早計と言えるでしょう。
どんな修復歴車が買いなの?
修復箇所が後部の車
修復歴がある車に絶対はありませんが、傾向としては後部で軽度の損傷であれば「買い」とする業者が多い様子。
運転中に制御不能になると怖い部分といえばハンドルですが、後部のダメージはハンドルの性能に与えるリスクが低いと見るケースが多いためです。
もちろん程度によるので、買う前にどの程度の修復をしたのかしっかり聞く必要があるでしょう。
フロントの深部まで事故していない車
車のフロント部分でも最前部のコアサポートと呼ばれる部位、その程度までなら性能面に問題ないことがほとんどなのだそう。
ただし、
フロントの奥まで損傷している車は危険視する業者が多いようです。
フロントのタイヤ操作等に影響が出る部分は、安全性に直結する重要な箇所なので素人の場合は、フロントの事故車は避ければ確実でしょう。
保証がある車
大きなお店ですと、修復歴ありの車でも3ヶ月間など保証をつけている場合があります。
お店側もすぐ壊れるような車にこんな保証をつけることは考えられません。それだけ安全性に自信があるということでしょう。
修復歴車でも保証がついているなら一定以上の安全は確保されていると見れますね。
修復歴車を買う時の3つのポイント
(1)できれば試乗を行う
エンジンをかけるだけでなく、実際に乗って操作感覚や異音がないか等を確認しておくのが一番です。
振動がないかやまっすぐ走るかなど、少しのことでも気になる点があれば購入は避けた方が無難でしょう。
(2)どのような修復があったか、損傷の程度を聞く
ただ修復歴ありと書かれているだけの車が多いので、具体的にどこをどう直したのかしっかり聞いておきます。
素人でその場ではわからなくても、一旦持ち帰ればいくらでも調べることは可能。
そのため修復歴ありの車を買う際は即決せず、慎重に商談するのが大切です。
(3)保証内容をしっかり確認しておく
あとで不調や故障がおきた場合に、保証があるとないとでは大きく違います。
あとでの処理もそうですが、購入の際の安心感も違いますよね。
ただ、
お店によっても保証の内容は様々でしょう。
どういった故障までが保証の範囲になるのか、どの場合は保証外なのかをしっかり確認しておくこと。
修復歴の有無に限らず、保証のある車に関しては徹底しておくと良いでしょう。
まとめ:メリットとデメリットを理解して購入をしましょう!
修復歴のある車は、イメージだけだとリスクが大きいととらわれやすいもの。
しかし、
修復歴の定義にもあるように損傷の程度によっては非常にお得に車を買うチャンスでもあります。
もちろん絶対はありませんので、買ってすぐに不具合が…ということもあるもの。
しかし、
どんな使い方をしていたかわからないのは中古車であれば共通です。
修復歴車であること以外にも、中古車を買うときには車一台一台の状態をしっかり確認してから購入するよう心がけましょう。