ガソリンスタンドには洗車機が備えられているのですが、車を洗車機に入れると傷がつくと聞いたことありませんか?
もし傷つくことが本当だとしたら、車を洗車機に入れて洗車するには気が引けますよね。そこでこの記事では、
- ガソリンスタンドの洗車機で傷がつく原因
- 傷ついた時の対処法
について紹介したいと思います。今まで洗車機について詳しくなかったという人でも、この記事を最後まで読んで頂くことで、ガソリンスタンドの洗車機がどういったものかが理解できると思います。
目次
ガソリンスタンドでの洗車機で傷つく原因は!?
ガソリンスタンドの洗車機で傷がつく原因はいくつかあります。具体的に言うと、
- 水洗いが不十分
- 洗車機のブラシが劣化している
といった理由が考えられます。では、それぞれの原因をもう少し見ていくことにしましょう。
原因1:水洗いが不十分
水洗いが不十分で車体に付いていた砂などが流れていないと傷がつく原因になります。洗車機のブラシが砂を巻き込んでしまい、そのまま車体を擦ることになる為です。
車体に可能な限り傷をつけないためには、ガソリンスタンドに行く前に、自宅で十分に水洗いをしておくと防ぐことが出来ます。
ひと手間かかりますが、転ばぬ先の杖ですね。
原因2:洗車機のブラシが劣化している
洗車機のブラシが劣化すると、毛先が固くなるので車体を傷つける原因となります。まめに交換しているガソリンスタンドなら、こうした事は起きませんが、中には劣化したまま使っているケースもあります。
見極めはかなり困難ですが、比較的大きなガソリンスタンドで、車検や修理を請け負っているところなら安心と言えるでしょう。
洗車機をあまり使っていないような、小さなガソリンスタンドは正直な話、避けた方が無難です。
手洗い洗車でも傷つくって本当!?
実は手洗い洗車でも傷つくことはあります。
前述した通り車体に砂などが付着したままスポンジなどで擦れば傷がつくわけです。ただ、手洗い洗車の場合はスポンジなどで洗う前に、十分に水洗いを行うというのが普通ですよね。
そのため、傷がつくリスクは洗車機よりはかなり低いと言えます。ただ、車体に鉄粉が付着している場合は厄介です。
砂と違って流れにくいので、水洗いでも流されずに残っていると、当然、傷の原因となります。
しかし、鉄粉が付くことは普通の生活をしている場合、少ないと思いますので、そこまで神経質になることもないかなと思います。
最近でいうと黄砂などが車体についてしまう事がありますので、手洗いで洗車する場合は先述したように十分に水洗いをしてからスポンジにシャンプーを付けて洗車するようにしましょう。
ガソリンスタンドの洗車機の種類
ガソリンスタンドやカーディーラーに設置されている洗車機のことを門型洗車機と呼び、文字通り「門」の形をした洗車機が前後に動いて、全自動で洗車を行ってくれます。
門型洗車機には使用されているブラシは、
- プラスチックブラシ
- ゴム・布・スポンジ
- ノンブラシタイプ
などのいくつかの種類に分けられます。ではこの3種類について順を追って見てみましょう。
プラスチックブラシタイプ
洗車用ブラシがプラスチック素材で出来ているタイプです。硬い素材なので車の汚れを落とすにはうってつけだったので盛んに使われていました。
しかしながら毛先が硬いということは、汚れは落ちても傷をつける事に繋がりますので、最近では使われなくなっています。
ただ古いガソリンスタンドでは、まだ使っているケースもあるので注意が必要です。
ゴム・布・スポンジタイプ
最近の洗車用ブラシは様々な素材を使用しています。
化繊ブラシや不織布を使用したブラシ、あるいはスポンジを使用したブラシなどもあります。これらのブラシは水分の吸い込んで車体を洗うので、手洗いに迫る仕上がりとなることが特徴です。
音も静かなので最近の主流となっています。
ノンブラシタイプ
ブラシを使わず高圧洗浄のみで洗車を行うタイプです。
高圧水を様々な角度から当てることで汚れを落としていきます。車体を擦るブラシがないので塗装には優しい洗車方法です。
その反面、油脂などの汚れを十分落とすことが出来ないというデメリットがあります。設置しているガソリンスタンドもあまり多くはないようです。
もし、洗車で傷がついた時の対処法は!?
洗車で傷がついたとしても、ごく浅い傷ですので塗装をする必要はありません。おすすめのリペア方法はコンパウンドを使用することです。
使い方はとても簡単で、傷のついた部分を磨くだけです。ただし、コンパウンドには、
- 粗目
- 中目
といった粒子の違いや、シリコン入りかそうでないかなど種類がいろいろありますので、注意して選ぶようにしましょう。
洗車でついた傷の場合、最もキメの細かい「シリコン入り・超極細(仕上げ用)コンパウンド」を選ぶようにして下さい。
具体的な商品として「三彩化工 サンジェットコンパウンド P-636 シリコン入り300g(超微粒子コンパウンド)」はオススメです。
価格も手頃で1000円程度で購入することが出来ます。
まとめ
今回はガソリンスタンドの洗車機で傷がつく原因と、その対処法について紹介しました。洗う以上は多少の傷は仕方がないのかもしれませんが、最近の洗車機では正直そこまで目立った傷はつきませんので安心して下さい。
また、最近の洗車機はかなり有能で、全自動でワックスもかけることができます。更にはコーティングしてくれるものまで…、洗車したくても時間がない!という場合には洗車機に頼るのも一考だと思います。
ただ、記事中でも書きましたが洗車機のメンテナンスを定期的に行っているガソリンスタンドに限ります。
気になる方は車体をコーティングする手もありますので、次回はコーティングについても紹介したいと思います。