駐車場でクラクションが鳴り続ける車を見たことがありませんか?セキュリティ対策が施された車なんでしょうが急に鳴り始めるといささか迷惑ですよね。止める方法は何かないのでしょうか。
また反対に歩行者に警告したいときに、クラクションが鳴らないこともあります。これはこれで困りものです。そこで今回は、
- 車のクラクションが鳴り続ける原因
- 逆に鳴らなくなる原因
について調査しました。対処法についても調べたので、車のクラクションについてお悩みの場合は解決できるかもしれません。
目次
車のクラクションが鳴り続ける原因は何!?
車のクラクションが鳴り続ける原因はいくつかあります。まずは故障です。回線がショートをするとクラクションは鳴り続けます。
車が水没してクラクションが鳴り続けている光景を、ニュースでご覧になった方もいると思いますが、それがこのケースです。
鳴り続ける車のクラクションを止める方法
鳴り続ける車のクラクションを止めるには、ボンネットを開けてホーンに繋がっている配線を抜くことです。クラクションは即座に止まります。
ただしそのままにしておくと、必要な時もクラクションは鳴りません。車のクラクションが鳴り続けてしまった際には必ず修理に出すようにして下さい。
セキュリティ誤作動?止まらない場合はどうする?
車のセキュリティが何らかの理由で作動した場合も、クラクションが鳴り続けることになります。そのようなケースではセキュリティを解除することで止まります。
解除の方法ですが、スマートキーの場合はそのまま乗り込みエンジンをかけます。
これで止まるはずです。
リモコンキーの場合はドアロックを解除することで止まります。
もしこれらの方法でも鳴り止まない場合は、一度車に乗り込みそのまま外に出てドアロックをしてから、再び解除して車に乗り込みエンジンをかけてみましょう。
これで止まると思いますが、それでも鳴り止まない時はボンネットを開けてホーンに繋がっている配線を抜きましょう。
車のクラクションが鳴る仕組みとは!?
車のクラクションというのは電磁石で鳴るブザーと同じ仕組みです。ホーンボタンを押すと電磁石に電気が流れ鉄板を引き寄せます。
この鉄板がポールに当たり音が出ます。この音が共鳴板に伝わり増幅されてクラクションの音になります。
ちなみに「ビー」と鳴るクラクションは共鳴板のみのタイプで、「プー」「パー」と鳴るのは共鳴板にカタツムリのような渦巻き管を取り付けているタイプとなります。
逆に車のクラクションが鳴らない時に考えられる原因
車のクラクションが鳴らない場合は故障ということになります。どこが故障したのかで対処法は変わります。原因はいくつか考えられますので、順に見ていくことにしましょう。
スパイラルケーブルの断線!?
ステアリングの取り付け部分にはクラクションなどと接続するためにスパイラルケーブルが埋め込まれています。
ステアリングの交換などでこのスパイラルケーブルを傷つけてしまうとクラクションは鳴らなくなります。経年変化で断線することもあり得ますが、対処法はスパイラルケーブルの交換ということになります。
ヒューズ切れ!?
何らかの理由で一時的に過電流が流れるとヒューズが切れます。クラクションに関係する回路のヒューズが切れれば鳴らないということになります。
対処法はヒューズの交換です。
もしヒューズを交換してもまたすぐに切れるようなら、電装系に何らかの不具合が起きていることになります。その場合は修理に出すことになります。
ホーンの故障!?
電磁石のコイルの破断などホーン自体が壊れることもあります。
ホーンは小さなパーツですので、分解して修理をするのは現実的ではありません。ホーンはそれほど高価なパーツではないので、新品を購入して交換すればいいでしょう。
交換はさほど難しくはないので自分で行うことも出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はクラクションがなり続ける原因や、逆に鳴らない理由について紹介しました。クラクションは鳴り続けても困るし、鳴らなくても困りますね。
適切に作動するかどうか、時々確認しましょう。
もし鳴らしてみて音が小さかったり歪むようであれば、ホーン自体が劣化している可能性があります。その場合は鳴らなくなる前に交換しましょう。
クラクションは頻繁に使うものではありませんが、いざという時作動しなければ困ることになりますからね。