車に乗っていてこんな経験をされたことはないですか?
私も過去に車の知識がなかった時、キュルキュルと音が鳴っていた事がありそのまま放置していたのですが、後になって後悔してしまいました。
そこでこの記事では、
- アクセルを踏んだ時の異音(キュルキュル音)について
- キュルキュル音は何が原因なのか
- 放置しておいてもいいのかどうか
など、気になる点についてまとめてみました。ぜひ最後まで読んで頂き、車から聞こえるキュルキュル音が何なのかを見極めていただければと思います。
目次
アクセル踏んだ時のキュルキュル音はどこから聞こえる!?
アクセルを踏んだ時のキュルキュル音はどこから聞こえるのでしょうか?始めに言っておくとまず間違いなくエンジンルームから聞こえてくるはずです。
なぜならキュルキュル音の原因はエンジン周りにあるからです。では、その原因とは一体何でしょう。具体的な原因について見てみましょう。
アクセル踏んだ時のキュルキュル音の3つの原因
アクセルを踏んだ時のキュルキュル音の原因は、エンジンと補機類を繋ぐベルトにあります。どの補機類なのかで音の出方にも違いが出てきます。具体的に言うと、
- ファンベルト
- エアコンベルト
- パワステベルト
の3つの補機類になります。では、この3箇所がどんな場合にキュルキュルと音が出るのかについてチェックしてみましょう。
原因1:ファンベルト
アクセルを踏み込んだ時にキュルキュル音が出る場合、原因はファンベルトにあります。ファンベルトが緩んだり、劣化して滑るようになると「キュルキュル」音がするようになります。
最近の車ではファンベルトを一定の張力で保つために、オートテンショナーが付いていますが、その場合はファンベルトの劣化が音の原因です。
まれにオートテンショナーの不具合によることもあります。もしファンベルトが切れてしまうと、充電が出来なくなるので、
-
- バッテリーが上がったり
- エンジンの冷却水を循環出来なくなったり
しますので、その結果オーバーヒートを起こしてしまいます。
原因2:エアコンベルト
普段は音がしないのにエアコンを入れるとキュルキュル音がするのはエアコンベルトの緩みか劣化です。緩みの場合は、張りを強くする事で音は出なくなります。
劣化している場合は交換することになります。
もし、ベルトが切れてしまうとエアコンが効かなくなります。
原因3:パワステベルト
最近の車は電動パワーステアリングが主流ですが、中には油圧式のパワーステアリングの車も残っています。
後者の油圧式の場合、パワステベルトが緩むあるいは劣化すると、ステアリングを切ると「キュルキュル」音がするようになります。
放って置くとベルトが切れてパワーステアリングが効かなくなります。走行中に切れたら大変危険なことになりますので注意しましょう。
車からキュルキュル音がなる場合の対処法
それでは「キュルキュル」音が出るようになった場合、どう対処すればいいのでしょうか。なにか自分で出来ることはあるのでしょうか。
具体的な対処法について紹介します。
【対処法】ディラーもしくは自動車整備工場で見てもらう
実は原因が分かっても素人が手を出す事ができません。
ベルトの調整は微妙なので整備士以外は手を出せません。交換となったらなおさらですよね。しかし、忙しい時はしばらくは「キュルキュル」音がしていても大丈夫です。
ベルト類が切れる時はまずは縦に裂け、プチンと切れます。音が出始めたばかりならしばらくは平気というわけです…が、もちろんおすすめはしません。
出来るだけ早く整備士の方に見てもらう方がいいのは言うまでもありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は車から「キュルキュル」音がする場合の原因とその対処法について紹介しました。
キュルキュル音の原因はエンジンと補機類を繋ぐベルト類です。これが緩んだり劣化すると異音を発するようになります。
音に気がついたら、自分の車がどんなケースの音なのかチェックして下さい。
- アクセルを踏み込んだ時なのか
- エアコンを掛けた時なのか
- ステアリングを切った時なのか
それぞれベルトが異なりますからね。そしてその原因が分かったら整備士に伝えましょう。そうすればスムーズに修理をしてもらうことが出来ます。
キュルキュル音が鳴ってもしばらくは大丈夫な場合は多いですが、後になって車が故障してしまわないためにも早めの対処をする事が吉です。