
4代目(50系)プリウスが発売され、2代目(20系)、3代目(30系)プリウスは中古車市場に多く出ています。そして何よりもプリウスはハイブリッド車ということもあり人気です。
初めに結論をお伝えすれば、プリウスの中古車なら3代目(30系)以降が買いです。3代目(30系)が買いな理由は後述しますが、注意点さえ頭に入れておけば他の年式でも基本的にはOKです。
では、早速中古プリウスの購入における注意点を2代目、3代目、4代目と分けて紹介したいと思います。
もし、月々の負担なくプリウスを新車で購入したい場合は以下の様なサービスはおすすめです。例えば、
- 税金
- 自動車保険(任意保険)
- 車検などのメンテナンス費用
- 故障修理費用
なども全てコミコミで月額のみで購入することができます。しかも消耗品のタイヤまで交換してもらえるというサービスまで。。。
(本当に良い時代になりました・・・)
中古車は前オーナーのクセなども強く残っている場合もありますし、特にプリウスの場合は燃費が一昔前よりも段違いに良くなっていますので、どうせ購入するのであれば新車の方が安心と言えるはずです。
詳しくは以下のKINTOの公式サイトを見てみて下さい。
目次
中古プリウス(2代目、3代目、4代目)を購入する際の注意点
中古のプリウスを購入する際にはいくつか注意点があります。2代目、3代目、4代目それぞれ見ていくことにしますが、その前に共通して注意しなければならないことがあります。
その注意点というのが過走行車である場合です。
10万キロを超えるほど走行しているハイブリッド車は基本的には選ばない方が良いです。ハイブリッド車特有のウィークポイントとして挙げられるのが走行用バッテリーの劣化です。
走行用バッテリーは距離を走れば走るほど劣化します。そして仮に交換するとなると何十万円もかかる高価なパーツなんです。つまり、仮に過走行車のプリウスが数万円で手に入ったとしても、バッテリーが交換されていなければ結局何十万円も払うことになりかねません。
詳しくは「プリウスのバッテリー寿命による症状や交換費用」で解説。
2代目(20系)中古車プリウスの注意点
2代目(20系)プリウス(NHW20)2003年9月〜2009年4月
2代目(20系)プリウスは初代のオーソドックスな4ドアセダンから、5ドアハッチバックにデザインが変更され、車格も一つ上のサイズになりました。
このプリウスの注意点は最終型でも丸10年経過しているという点です。最近では1年間に1万キロを走行する人は減りましたが、7千キロを走行していたとするとすでに7万キロということになります。
走行用バッテリーを交換して売っている中古車はおそらく無いでしょう。そうなると2〜3万キロの走行でバッテリーがダメになる可能性が高いと言えます。
もし最終型で走行距離が5万キロ未満であれば考慮してもいいと思いますが、10年経過している車はハイブリッドシステムのみならず、エンジンも足回りもシートも10年経っているわけです。
ここに関しては「中古のハイブリット車を購入する際の5個の注意点」で詳しく解説。
3代目(30系)中古車プリウスの注意点
3代目(30系)プリウス(ZVW30)2009年5月〜2015年11月
初代、2代目(20系)と使われてきた1.5Lのエンジンから、1.8Lのエンジンに変更されたのが3代目(30系)プリウスとなります。
中古車の玉数も多くプリウスの中古車を狙うのなら最右翼に位置すると言えるでしょう。この3代目プリウスで注意したい点は、前期型と後期型があるということです。
- 前期型:2009年5月〜2011年11月まで生産
- 後期型:2011年12月〜2015年11月まで生産
されました。じつは3代目(30系)プリウスは登場した当初はあまり評価が良くありませんでした。コスト重視でデザインされたため、内装は安っぽく足回りもイマイチと言われていました。
そこでトヨタは2011年12月にマイナーチェンジを施し、内装の質感を上げ足回りにも手を入れました。その為この代のプリウスを中古車として選ぶのなら、断然、後期型ということになります。
4代目(50系)中古車プリウスの注意点
4代目(50系)プリウス(ZVW50・51・55)2015年12月〜
4代目(50系)プリウスはシャシーをTNGAに変え、リアサスペンションも従来のトーションバーから、ダブルウィッシュボーンという凝った構造のものに変更しています。
その結果、走りが非常にしっかりした車に仕上がっています。ただ、時々トヨタは車のデザインでやらかすことがあります。つまりマーケティングに自信を持つあまり、よく言えば先進的、悪く言えばとっつきにくいデザインの車を出してしまいます。
4代目(50系)プリウスのデザインが正にこれで、中身はいいのにそのデザインから敬遠する人が続出しました。そこでトヨタは2018年12月にマイナーチェンジを行い、常識的なデザインに直しました。
中古車プリウスを購入する際の3つのコツ
プリウスに限らず中古車選びにはコツがあります。どのような点に注意して選べばいいのか具体的に紹介したいと思います。これから紹介する3つのポイントを押さえることで、あなたにふさわしいプリウスを選ぶことが出来るはずです。
1修復歴がある場合は購入を避ける
まず、大前提に修復歴のある車は避けるようにしましょう。
特にプリウスはハイブリッド車なので、通常のガソリン車よりも構造が複雑です。見て目がきれいに直っていても、シャシーにダメージが残っている可能性がありますので修復歴のあるプリウスだけは避けるようにした方が吉です。
2極端に走行距離が短い場合は避ける
極端に走行距離の短い車は避けた方がいいでしょう。
ハイブリッド車の場合、走行距離が少なければ走行用バッテリーが温存されているとも言えますが、その他の部分、例えばエンジンや足回りを十分に可動させていないと、マシントラブルが出る可能性があります。
3極端に走行距離が長い場合(過走行車)は避ける
逆に極端に走行距離の長いプリウス(過走行車)もやめた方がいいでしょう。プリウスの場合、走行用バッテリーの寿命は10万キロ程度となっています。
これを超えた距離を走行しているプリウスは、走行用バッテリーがダメになる、あるいはなっている可能性があります。
詳しくは「プリウスのバッテリー寿命による症状や交換費用」で解説。
価格の安い2代目(20系)プリウスはお買い得!?
2代目(20系)プリウスの項でも説明した通り、最終型でもすでに10年以上の月日が経過しています。日本では10年もしくは10万キロが車の寿命の目安となっています。
本当は適切なメンテナンスを施せば、50万キロでも100万キロでも走る(ガソリン車の場合)のですが、プリウスはハイブリッド車なので走行用バッテリーの問題があります。
詳しくは「プリウスの寿命や走行距離の限界は何km?」で解説。
中古プリウスを購入するなら何代目がオススメ!?
中古プリウスを購入するならオススメはズバリ3代目プリウス。理由は、
- 中古の玉数が豊富である
- 希望するカラーやグレードを選ぶことが出来る
- 価格も手頃な場合が多い
からです。4代目(50系)の現行車でもいいのですが、玉数が少ない上にあったとしても価格が高価なので、新車との差があまりありません。
中古のプリウスなら3代目(30系)の後期型・ツーリングセレクション付きのグレードが特にオススメです。また「中古のハイブリット車を購入する際の5個の注意点」を読んでおくと中古プリウスを安心して購入できるはずです。
「やっぱ中古車は考えものかな・・・」
少しでもこう思った方は、頭金なし。任意保険料・メンテナンス費・税金などコミコミの月々定額で新車に乗ることができるサービス「KINTO」はおすすめです。
普通は任意保険も別で保険会社を介して契約しないといけないのですが、KINTOだとそれが必要ありません。また税金やメンテナンス費用などの諸経費なども全てコミコミで月額定額なので実際、乗る場合ははガソリン代のみになりますよね。
プリウス以外にも人気のヤリスやアクアなども用意されていますので、カーバリエーションはかなり豊富です。ただ、人気車種に関しては納品までに時間がかかる場合もありますので、早めの申し込みがおすすめです。
中古車ではなくこの際新車に乗ろう!と思った方は要チェックですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は中古でプリウスを購入する際の注意点について見てきました。一般的に中古車は走行距離が延びている車は敬遠されますが、プリウスの場合は特に注意した方がいいでしょう。
プリウスの中古車なら3代目後期型の5万キロ未満が一番のオススメです。ぜひ、中古車選びの参考にして頂ければと思います。
プリウスの購入検討者の中には燃費が良くて維持費もそれほどかからないのではないかという考えの人も多いです。次の記事では、維持費に焦点を当て、プリウスと軽四自動車どちらの方が維持費がお得なのか比較しました。