と暑い夏には特に必須の車のエアコンですが急に冷えなくなったり効かなくなったらどうすればいいのでしょうか。そこで今回は車のエアコンが冷えない!効かないという場合の対処法について紹介したいと思います。
最後まで読んでいただく事で、
- 車のエアコンが冷えない主な原因
- 車のエアコンが故障している時にどこに持っていけば良いのか
- エアコンの修理費用の相場
- 車のエアコンの上手な使い方
などを知ることができるはずです。
目次
車のエアコンが冷えない主な原因は何!?
車のエアコンが冷えない原因はいくつかあります。順を追ってみていきましょう。
エアコンのヒューズが切れた(飛んだ)
カーエアコンのヒューズとは何かしらの機器不良、もしくは配線がショートして電気配線に想定外の高い電流が流れた際に、ヒューズが切れて、それ以上電気を流さないようにシャットダウンするものになります。
車のエアコンは作動していてもブロアファンのヒューズが切れているとファンが回らず送風されません。
また、ヒューズが切れたり飛んだりすると車のスライドドアが開かなくなったり、ウォッシャー液が出なくなったり、更には車のエンジンが掛からなくなったりもしますので結構重要な部品なんです。
エアコンガスが不足している
エアコンガスが不足していると十分に冷やすことができなくなります。エアコンガスは理論上減らないので何年で寿命というのはないのですが、家のエアコンと違って車は振動しますよね。
その振動によって完全な気密性を保つことが出来ず少量ずつですが、「ガス漏れ」を起こしているのです。エアコンガスが不足している場合はガスを補充すれば解決しますが、不足しているということはどこかから漏れているということになります。
その為、漏れている箇所を探して修理しなければなりません。ただ、乗り潰そうと考えている車であればガスの補充で十分かと思います。
ガスの補充さえすれば1,2年くらいは冷たい風が出ますよ。
コンプレッサーの故障
エアコンガスは十分あるのに冷えない、そんな場合は、コンプレッサーの故障が考えられます。コンプレッサーは、空気に圧力をかけて圧縮する装置になります。
空気の温度を冷やす為には必要な装置で、エンジン部分に取り付けられています。コンプレッサーはファンベルトで駆動する機械ですが、これが故障するとエアコンは効かなくなります。
車が停車中にエアコンが冷えないのには理由があります。
車が停車していてアイドリング状態の時にエアコンが冷えないと感じる事があるかもしれません。実はこれには理由があります。まず一つ目は、
車が停車中はエンジンの回転数が落ちる
アイドリング状態(停車中)の時と車の走行中とではエンジンの回転数が全く違います。エンジンの回転数が少ないとエアコンの冷たい風を出すための部品が十分に働く事が出来ないのです。
そのため、車が停車中やアイドリング状態というのは生ぬるい風がでてくる為、エアコンが効いてないと感じるわけですね。そして2つ目は、
アイドリングストップ機能によるもの
アイドリングストップ機能は最近の車に多く付けられている機能で、一定時間車が止まっている状態だと作動して自動的にエンジンが切れる仕組みです。
エンジンが止まるという事は先述したようにエンジンが回転していない訳ですので、つまりエアコンが働かないという事ですね。
車のエアコンの修理はどこに持っていけば良い?
車のエアコンが冷えないもしくは壊れた場合、どこに修理を出せばいいのでしょうか。いくつか方法がありますので紹介したいと思います。
ディーラーに持って行く
車を購入したディーラーへ修理に出す方法です。
ディーラーは扱っている車についてはプロなので安心して任すことが出来ますよね。ただし工賃がやや高めなので修理費用がかさむところが難点かも知れません。
街の修理工場
街の修理工場でも民間車検工場の指定を受けているところなら修理を任せても安心です。工賃はディーラーよりも安いのが一般的なので修理費用を抑えることが出来ます。
オートバックスなどのカーショップ
オートバックスなどのカーショップでも修理は可能です。工賃は街の修理工場とほとんど変わらないではずです。
車のエアコンの修理費用の相場はどれくらい!?
車のエアコンの修理費用の相場はだいたい次の通りだと思って下さい。
カーエアコンの修理費用
故障箇所 | 修理費用 |
---|---|
ヒューズ交換 | 約1,000円 |
エアコンガスの補充 | 約3,000~5,000円 |
エアコンガス漏れ | 約20,000~30,000円 |
コンプレッサー不良 | 約50,000円~ |
こうみてみるとエアコンの修理費用ってそれなりにかかりますね。ではそんな車のエアコンですが、上手な使い方をすれば長く良い状態を保つ事が出来ます。
車のエアコンの上手な使い方
実はエアコンを上手く使って効率よく車を冷やす方法があります。エアコンをつけて走り出す時には「外気導入」を選びましょう。
まずは外の空気を取り入れながら冷やすわけです。そしてある程度冷えてきたら「内気循環」に切り替えましょう。冷えた空気を循環させながら冷やすので車内は快適になります。
「内気循環」に切り替えた後は、1時間に5分程度は「外気導入」に切り替えて、空気を入れ替えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。車のエアコンが冷えない理由やその対処法について紹介しました。日本では5月頃からエアコンが必要な時期に入りますので、その時期に入ったら車のエアコンがきちんと作動するかどうか、チェックしましょう。
そうする事で、もしエアコンに不具合があっても本当に暑い時期に入る前に修理することが出来ます。帰省帰りの途中でエアコンが壊れたら悪夢です。転ばぬ先の杖だと思いますので早めの対処を心がけましょう。