雨が降り出したらワイパーを使用しますが、時には「キュッ!キュッ!」とワイパーがフロントガラスに引っかかる音がして、吹き残しが目立つことがあります。その他の異音で、
「キュッキュッ」
「カチカチ」
「ガガガッ」
「ブーブー」
など、いわゆるビビリ音がですが頻繁に鳴っている場合、ワイパーの劣化が原因でそろそろ交換時期かもしれません。
という方の為にこの記事では、
- ワイパーの「キュッキュッ」「ガガガッ」などの異音の原因
- ワイパーの交換方法や交換時期について
詳しく紹介したいと思います。
最後まで読んでいただくことで、ワイパーがなぜ「キュッ!キュッ!」っと鳴っていたのかワイパーの交換方法や交換時期について理解することができるはずです。
また、あなたの車のヘッドライトは曇っていませんか?ヘッドライトの曇りや黄ばみは見た目が悪いだけでなく酷い場合は車検に通らないことも…。以下の記事で対処法を紹介しました。
目次
ワイパーの「キュッ」と鳴る音がうるさい原因
ワイパーの「キュッ!キュッ!」という音は正直、耳障りですよね。実はワイパーの「キュッ!キュッ!」という音は、
- ワイパー自体に原因がある場合
- フロントガラスに原因がある場合
の2種類あります。それぞれ対処法も違ってきますので見極めることが大切です。主な原因としては、
- ワイパーゴムの劣化
- ワイパーアームが曲がった
- フロントガラスに油膜が付着している
- ガラスコート剤にムラがある
以上が考えられます。では、ワイパー自体に原因がある場合、そしてフロントガラスが原因にある場合を分けて順に見ていきましょう。
1ワイパーゴムの劣化
ワイパーゴムが劣化して固くなると「キュッ!キュッ!」「ガガガッ」「ブーブー」といった異音が出るようになります。そして払拭も十分にできなくなり、拭き残しが目立つようになります。
こうなると雨の日の運転に支障をきたしますので、交換しなければなりません。
2ワイパーアームが曲がった
ワイパーを取り付けているアームが曲がると、フロントガラスとワイパーゴムが密着できなくなり、音が出る原因となります。
アームが曲がる原因としては、子供のいたずらなどが考えられますが、雪国などでは雪の重みで曲がることがあります。
多少曲がったくらいなら自分で直すことも出来ますが、フロントガラスとワイパーゴムをきちんと密着させる必要がありますので経験がない場合は難しく感じるかもしれません。
3フロントガラスに油膜が付着している
フロントガラスにワックスなどの油膜が付着していると、その部分は払拭できないので音が出ることがあります。その場合、車用のガラスクリーナーなどで油膜を除去することで異音は出なくなります。
また、フロントガラスの油膜は、特に夜間はギラついて視界に悪影響があるので、必ず除去するようにしましょう。
4ガラスコート剤にムラがある
フロントガラスをガラスコート剤でコーティングしている場合、塗り方にムラがあると音が出る原因となります。理由はフロントガラスとワイパーゴムの間に隙間が生じるからです。
この場合は、ガラスコート剤を一度落として均一な厚さで塗り直さなければなりません。均一な厚さになれば音は出なくなります。
ワイパーの交換方法や交換時期は!?
ワイパーゴムの劣化から「キュッ!キュッ!」という音が出ている場合は直ちに交換することになります。ですが通常はどれくらいの時期で交換すればいいのでしょうか。
ワイパーの交換時期は通常は1年と言われています。ただ雨が多い地方や雪国などではこれより短くなる場合もあります。ワイパーの交換方法には、
- ワイパーブレードごと交換する方法
- ワイパーゴムだけ交換する方法
の2つあって、簡単なのはワイパーブレードごと交換する方法です。
ワイパーブレードごと交換する方法
アームからワイパーブレードを外して、新しいものに付け替えるだけですみます。
もし、節約したい場合はワイパーゴムだけ交換する方法もあります。
ワイパーゴムだけ交換する方法
ワイパーゴムだけ交換する場合は、ゴムの形状や長さなど車種によって異なりますので、事前に調べておく必要があります。
ワイパー交換時に合わせてウォッシャー液が十分な量あるかもチェックしておきましょう。もしウォッシャー液がでない場合は以下の記事を参考に補充してみましょう。
ワイパーが動かない時の原因
ワイパーをONにしても動かないことがあります。それには、
- ナットの緩み
- アースの不良
- ヒューズが切れている
- モーターが故障した
- ワイパースイッチが故障した
などの原因が考えられます。では順にワイパーが動かない時の原因を見ていきましょう。
1ナットの緩み
モーター音は聞こえるのにワイパーが動かない場合はナットの緩みが考えられます。ワイパーは雪などで高負荷がかかるとナットが緩んで故障しないように設計されています。
ナットはワイパーの付け根部分にあります。
大抵はプラスチックのカバーが付いているので、カバーを外して締め直せば動くようになりますが、ただしナットはあまりきつく締めないようにして下さい。
高負荷がかかった時に緩まなくなるとワイパーのシステムが壊れてしまいます。
2アースの不良
ワイパーが動かなくなる原因で一番多いのがアースの不良です。バッテリーからモーターへ電流が流れるわけですが、最後は車のボディにアースとして繋がれています。
これが緩んだり外れたりするとワイパーは動かなくなってしまいます。アースをしっかり繋げば問題解決です。
3ヒューズが切れている
ヒューズが切れるとワイパーは動きません。
ヒューズボックスを点検して切れていたら交換することで解決します。
4モーターが故障した
これはどうしようもないです。修理工場へ依頼することになりますし、車種によって費用は異なりますが、おおむね2〜4万円はかかるかと思います。
5ワイパースイッチが故障した
これも交換することになります。素人では手に余る作業になりますので、修理に出すわけですが費用は1〜2万円程かかります。
まとめ
以上、ワイパーが「キュッ!キュッ!」っと鳴っていた異音の原因やその対処法について紹介しました。ワイパーは雨の日には無くてはならない大事なパーツです。
気になった時で構わないので時々は点検する様にしましょう。晴れている時に異常を見つけることで早めに安全を確保することが出来ますからね。
また、愛車のヘッドライトは綺麗に保たれていますか?もし曇っている状況であれば綺麗にすることもできますので以下の記事を参考にヘッドライトも綺麗にしてあげましょう。
ヘッドライトをピカピカにしたい方は以下の記事が参考になります。